ソ連
ソ連における第1次五カ年計画を行っていた時期のスローガンである。
労働者による絶え間ない努力によって五カ年計画を四カ年(1929-32)で達成しようということを表している。
1984年
「最終的に党が2+2=5であると発表したとき、こちらもそれを信じなくてはならなくなるだろう」
1984年(小説)に登場する前述のスローガンをモデルにしたキーワード。
「2+2=5」という論理的には矛盾している事であっても、「2+2=5」は矛盾してない論理であると認識する二重思考をしなければならない不自由な状態を指している。
作中の主人公であるウィンストン・スミスは現体制が2+2=5と発表すればそれを信じなくてはいけないことに鬱屈を感じ、「自由とは2+2が4であると言える自由である」と書き記すのであった。