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概要編集

メガゾーン23 PARTⅡ 秘密く・だ・さ・い』で登場したの防衛システム。


元々は月に建造された鉱石採掘基地であったが、過去の戦争で人類が宇宙へと旅立った後に地球管理プログラムの一部として月そのものを巨大な兵器へと改修して現在に至る。


MZ(メガゾーン)と呼ばれる宇宙船を管理するEVEプログラム(以下イヴ)はMZで生活する人々に関する情報をA.D.A.M.へ送信し、A.D.A.M.はイヴからの情報に基づいて地球への帰還を認めるか否かを判断するシステムとなっているが、帰還に値しないMZが通過した場合は月から発する赤い稲妻で容赦なく破壊されてしまう。

 

 なお、メガゾーンに住む人類の地球受け入れの最終的な判断は地球再生プログラムの開発者=クリエイターの最後の生き残りである(エデンシティーの地下で眠っていた)生身の時祭イヴが7Gのオペレーターと対面によって行う予定で承認後はイヴ自ら地球環境維持システムのプログラム変更をマニュアルで行って全計画が完了となる予定となっていたことがパートⅢ終盤に明かされた。これは、システムに対して管理者権限を行使し強制的に命令出来るのがクリエーターだけだったために必要となった処置で、イヴだけがコールドスリープで残された理由でもあった。






劇中の描写編集

主人公矢作省吾達が住むMZ23と侵略者のデザルグが地球に接近した際にA.D.A.M.が発動。

どちらも帰還の条件を満たさない異物と判断され、先にデザルグが跡形もなく消滅してMZ23も排除対象となったが、後者は崩壊寸前に中枢を兼ねた脱出カプセルをパージした事で一部の人々が地球へと逃げ延びる事に成功した。

しかし、設定されていた通過審査手順を全て無視した強行突破(メガゾーンのEVEシステムから送られたデータでの承認無し&リアルイヴによる面談チェック未実施)であったためシステムから 生還者達は全て「招かざる客」として警戒対象になってしまい、一員の代表者であったある人物にとっては自分自身さえも完全に失ってしまう「更なる地獄」の始まりとなってしまう。





備考編集

PARTⅡ本編では読みが「エーディーエーエム」であるが、続編の『MEGAZONE23 Ⅲ』では読みが「アダム」となっている。


関連タグ編集

メガゾーン23 時祭イヴ


D.O.M.E.:『機動新世紀ガンダムX』に登場する月の管理システム。こちらも近づくものを排除する機能が備わっているが、実質的にA.D.A.M.とは真逆の役目を果たした。

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