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DevilDaggers

でびるだがーず

Devil Daggersとは、Sorathによって開発・リリースされたPC向けファーストパーソンシューティングゲームである。
目次 [非表示]

Devil Daggersは、あなたの精神と技能を験します。

YOUR SPIRIT AND SKILL WILL BE TESTED


Steam greenlightで開発版が公開され、2016年2月19日に正式リリース。(時差のせいか18日との表記も)

ややホラー寄りのため検索には注意されたし。

GOG GamesやHumble Bundleでもリリースされている。略称はDD



概要編集

無尽蔵に湧き出る骸骨の悪魔を魔法のダガーで撃ち殺しながら、その生存時間を競う。

敵に一度でも当たるかステージ端から落下すると即刻死亡となりゲームオーバーとなる。


これだけの説明では理不尽なゲームに見て取られるかもしれないが、

プレイヤー側はダガーを射程無限の弾数無限で撃つことができ、敵には重めの慣性動作がついており、全ての敵や障害物が撃破可能である。

この情け無用のルールに打たれてやめてしまうプレイヤーも多い中、敵の行動パターンや出現タイミングを熟知しSteam実績である500秒を超えてもなおやり続けるプレイヤーも数多く存在する。


本作に実績以外の判定基準はなく、決まった敵の出現を終えると速度が早まった無限ループに入るエンドレスゲームである。

なお無限ループに入るのはおよそ500秒以降からであり、500秒を達成したプレイヤーは全体の0.2%である(2021年現在/Steamグローバル実績より)ため、並にプレイして早々にループを強いられることはないだろう。


飛び散る血肉や火花の物理演算エフェクトや長く生き残るほど血で塗りたくられていくフィールド、BGMが無いにもかかわらず何故かカオスになっていくサウンドデザインなど、ゲームプレイ以外の点での作り込みもポイントである。


時間を競ってはいるが「どれだけ早く」ではなく「どれだけ長く」のためタイムアタック(RTA)とは呼べず、分類上は加算集計のスコアアタック(アーケード)と思われる。


ゲームプレイ編集

メニュー画面からPLAYを選択すると、暗い空間に1つダガーの置かれたステージに放り込まれる。

プレイヤーはそこに移動しダガーを獲得することでゲーム開始、時間の計測が始まる。


最初に現れるのは骸骨ではなくイカの魔物で、これが主な敵となる骸骨の魔物を生み出す。

最初は1匹ずつでまちまちの間隔で現れるイカだが、次第に新たに出現する間隔が早くなる・2体同時出現・強化型の出現、クモやムカデなどの特殊な敵の参戦と変わっていき、

プレイヤーが始末しきれなくなった敵に襲われる、操作に誤りイカに衝突する、逃げ惑ってフィールドから落下するなどの理由でいずれ死亡し、そこで計測終了となる。


この常に追いかけてくる敵と血で溢れかえり手がつけられなくなったフィールドは一介の地獄そのものであり、プレイヤーはいずれキャッチコピーの通り精神を験されることになるだろう……。


死亡までの時間がスコアとして叩き出されるため、敵がどれだけ残っていようがジェムをどれだけ獲得しようがランキングには影響しない。

LEADERBOARDSでは世界中の全てのプレイヤーの最高記録の時の撃破数とジェムの獲得量などが記録されており、リプレイ鑑賞で自分のも他人のでも当時の動きを再体験でき、上級者の動きを学ぶことができる。


実績編集

Steamのアチーブメントでは500秒のみとなっているが、60、150、250、500、1000秒とゲーム内実績が存在する。

達成すると開始前に手に取るダガーの色がそれぞれブロンズ、シルバー、ゴールド、デビル(撃つと出るやつ)、リヴァイアサン(のワープエフェクト)へと変わっていく。


1000秒については2021年の5周年アップデートで追加された。


編集

公式では13種とあるがおそらくバージョン2の頃のことで、バージョン3以降および2021年現在は16種(変異を除く)が登場する。

イカ類編集

I、II、IIIとレベルが存在する。最初に登場するのはほぼIばかりで、次第にIIが混ざり中ボス的局面でIIIが登場する。体についているジェムを壊すと倒せる。ちょっとクトゥルフっぽい。

それぞれ出現時に骸骨を10体放出し(IIIのみ15体)、イカ自身はフィールドの端と中央をゆっくり行き来するだけだが、当たると死ぬ。


骸骨編集

角のない骸骨と角の生えた骸骨がおり、角の生えた骸骨はイカのレベルに応じて3種類存在する。

イカからしか出現せず、角なしが9体(IIIのみ14体)と角あり1体がまとまって放出される。プレイヤーを追いかけるため、プレイヤーは主にこれを相手にすることとなる。どれに当たっても死ぬ。


英語圏での呼び名に差があり、英語圏では角なしの骸骨をSkull1、角ありをSkull2,3,4と呼んでおりナンバリングがずれる。個人ゲーかつプレイ人口が少ないせいか共通認識が薄く、人によって第一角髑髏とか角1とかなど呼び方がまちまちである。


クモ類編集

フィールド端に浮遊しており直接追いかけてこないが、拾っていないジェムを吸い込んでいきジェムによるプレイヤーの成長を妨害する。レベル1と2が存在する。

食べたジェムを卵に変えて吐き出し、卵から出てきた子グモはプレイヤーを追跡する(そこから成長することはない)。親も子も卵も当たると死ぬ。


ムカデ類編集

脊椎の一節ごとにジェムをつけている飛び回るムカデ。ムカデ、ギガムカデ、幽霊ムカデが存在し、それぞれ節(ジェム)の数は25,50,10箇所ある。羊?の頭骨が人間の頭骨をかぶったような頭をしており、実は顎が2つある。

地鳴りが発生し地面から土煙が立つと出現する合図であり、頭からゆっくり飛び出すとフィールド中空を回遊する。やや見上げる形で腹部を狙い全てのジェムを撃ち落とすと撃破できる。

長い足や頭のとがった部分に当たり判定はないが、ジェムが1つでも残っているとジェムのない体節であっても当たると死ぬ。


3種それぞれが微妙に挙動が異なり、ムカデは地中に潜り直す癖があり幽霊ムカデはホーミングダガーを吸収する。ギガムカデのみ初回登場時3体同時でこの時だけギガトリオと呼ばれるなどこれまたまちまちである。


リヴァイアサン編集

本作のボス的存在。リヴァイアサンという名前に反して海竜的な要素はどこにもない。銅鑼のような轟音を合図にフィールド中央に出現しゆっくり回転するだけの巨大なイカのような何か。

一定間隔で骸骨たちを引き寄せる号令のようなものを発し、本体に集められた骸骨は耐久値の上昇した変異骸骨としてリヴァイアサン上部から吐き出される。

プレイヤーもリヴァイアサンに近寄ることで変異させてもらうことができ、この変異による死亡のみリザルト画面が骸骨視点でフラフラ動き回る状態になるが、どのみち死んでいる。


オーブ編集

リヴァイアサン上部にあるジェム6個全て破壊したあとに残るリヴァイアサンの心臓部。

ギャン泣きして倍の速度で骸骨を吸収しまくるため、技量や攻略法次第ではリヴァイアサンは撃破しないほうがいいとされている。これも当たると変異して死ぬ。


イバラ編集

プレイ中盤以降、500秒手前からしか登場しない。地面から突出したまま動かない障害物。

ダガーを120本程度当てないと壊せないが、体当たりすると一撃で壊せる。ただし当たると死ぬ。


Modなど編集

グラフィック、音声、敵の出現パターンとゲームプレイの殆どが改造可能で、手のモデルを銃に変更したModやムカデ戦など特定の練習のためのModがプレイヤーの間で作られている。

過度な改変のあるModでは1000秒以降のスコアがアップロードされない仕様で、敵出現Modは完全にスコアアップロードが禁止されるが、いずれもこういった処置に留まり使用自体が禁止になるわけではない。

他にもプレイ中にリアルタイムでジェム獲得数や敵の処理状況などを表示、解析できるDDStatsという外部ツールがある。


その他編集

ゲームモードが実質1つしかないミニゲーム・カジュアルゲーム的作品であるにもかかわらず、未だに心血を捧げるプレイヤーのための修正が今も度々行われている。


乱戦時に何に当たって死んだか分かるよう敵ごとに死因が設定されており……翻訳にかけてみるとそれなりにむごい死に方をしているようだ。


敵出現データをバイナリエディタでいじると稀にイカIが118体ほど同時出現する(骸骨が1000〜体出てくる)Modと化しパソコンの寿命が験されることになってしまうため注意が必要。



このゲームがきっかけとなったか、のちにPCゲームとしてリリースされるFPSのうちシンプルなフィールドの中で大量の敵を武器一本で捌きながら生き残る(あと武器やアイテムを手に取る場面が冒頭にある)系統のゲームはダガーライクと呼ばれるようになりつつある。


関連イラスト編集

頭蓋骨


関連タグ編集

FPS

Dustforce - Sorathの一人が以前に携わっていた作品

Swarmlake - DDに影響を受けたと開発が明記しているがDDが多くても200体の敵量であるのに対し10000体の敵が出られるように設計したとのこと


この記事のカテゴリ編集

ゲーム


外部リンク編集

Steamページ

公式サイト(英語)

プレイヤー有志のサイト(Leaderboard・Modなど/英語)

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