概要
日本物産が発売していた、F1を題材にしたトップビュー視点(後に3D視点へ変更)のレースゲーム。天候の変化等リアルな展開やスピード感等が好評を博してシリーズ化された。
当初は日本物産の所属スタッフが自ら遊ぶ為に製作していたゲームだったが、その作品を見た鳥井末治社長から「このゲームは面白いから商品化しよう」と提案されて実際に発売される事となった。
シリーズ作品
- F1サーカス(1990年9月14日、PCエンジン)
- シリーズ第1作。チームの監督となって優勝を目指すコンストラクションモードが登場する。
- F1サーカス'91(1991年7月12日、PCエンジン)
- 登場するチーム数が14に増加。最大プレイ可能年数が16年から8年へ変更された。
- F1サーカスMD(1991年12月20日、メガドライブ)
- 『F1サーカス'91』とほぼ同様の内容だが、走っているコースがレーダーで表示される様になった。ゲーム冒頭では1992年から日本物産がロータスのスポンサードを担当する旨のテロップが流れる(ただし、ロータスはゲーム中実名で登場しない)。
- F1サーカス(1992年2月7日、ファミリーコンピュータ)
- 唯一のファミコン版で、コンストラクションモードが復活。ゲーム開始時に唯一所属チームの選択が不可な作品(前年まで参戦していたコローニがモデルのCOLチーム所属からスタートする)。
- F1サーカス・スペシャル(1992年6月26日、SuperCD-ROM²)
- 当時日本物産がスポンサードしていたロータスがゲーム監修を担当しており、所属ドライバー(ミカ・ハッキネン、ジョニー・ハーバート)も実名で登場。
- スーパーF1サーカス(1992年7月24日、スーパーファミコン)
- 初のスーパーファミコン版作品。『F1サーカス・スペシャル』同様ロータスのみ実名で登場。
- スーパーF1サーカス リミテッド(1992年10月23日、スーパーファミコン)
- FOCAのライセンスを受け、1992年のF1参戦チーム(フォンドメタル、アンドレア・モーダの2チームを除く)と所属ドライバーが実名で登場した作品。
- F1サーカス'92(1992年12月18日、PCエンジン)
- PCエンジン最終作。『スーパーF1サーカス リミテッド』には出ていなかったフォンドメタル、アンドレア・モーダの2チームと所属ドライバーも実名で登場し、1992年のF1参加チームとドライバー、エンジンが全て実名で登場した。レース本戦の出場枠がF1サーカス・スペシャル同様に18から20に増加。
- スーパーF1サーカス2(1993年7月29日、スーパーファミコン)
- この作品からレース中はトップビューから3D視点に変更される。
- F1サーカスCD(1994年3月18日、メガCD)
- レース中がコックピット視点で展開される作品。5つのタイプのマシンで走るエキシビション、オリジナルチームの運営を行うフォーミュラー・メガモードが登場。
- スーパーF1サーカス3(1994年7月15日、スーパーファミコン)
- FOCAのライセンスを受けて発売された最後の作品。ゲームオリジナルのラテンGPが登場する。
- スーパーF1サーカス外伝(1995年7月7日、スーパーファミコン)
- GT→グループC→F1とステップアップしていく内容となった。シリーズで唯一特殊チップを採用しているほか、対戦プレイが可能な作品でもある。
- フォーミュラサーカス(1997年5月2日、プレイステーション)
- 唯一のプレイステーション版。タイトルこそ異なるものの、F1サーカスシリーズとして扱われている。
関連タグ
マイクロニクス - F1サーカスMDの開発を担当。