『ロマンシングサガ ミンストレルソング』のゲーム内イベントの一つ「勇気の証」でのカール・アウグスト・ナイトハルトのセリフの一部。
「匹夫の勇」という聞きなれない故事成語と殿下の特徴的な声からネタセリフ扱いされている。
セリフが使われた状況
カラム山脈の高く険しい山「スカーブ山」には「家畜でも人でも食っちまう」と噂される巨大な鳥の王「タイニィフェザー」が住んでいるという。
その巣に行って羽根を持ち帰り、勇者と称えられた人物が二人だけいた。
その事を知った主人公はナイトハルトに体験談を伺いに行った。
もう10年ほど前だ。成人した証として何かをしようと考えた。その時、思い出したのだ。
我が曽祖父偉大なカール一世が、まだ若い時にタイニィフェザーの羽根を取りに行った話を。
自分も挑戦してやろうと、スカーブ山へ出かけた。今考えると無謀な試みだった。
まずスカーブ山を登るのに苦労した。タイニィフェザーの巣に着いた時には、もうくたくたで、どうやって羽根を手に入れたのか、よく覚えていないのだ。
あの羽根を勇気の証という者もいるが、真相はそういうことだ。
ああいう勇気は匹夫の勇、本当の勇気とは別のものだ。だが、止めはすまい。
余談
ミンサガとは全く関係のないライトノベル「百錬の覇王と聖約の戦乙女」の作中で「匹夫の勇」呼ばわりされたキャラクターがアニメ視聴者から「HIPのYOU」呼ばわりされ、アニメ6話の入浴シーンを視聴した作者も「HIPの湯という単語を思いつけなかったのが悔しい」と発言している。