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KC-767

けーしーななろくなな

KC-767は日本・イタリアで運用されている空中給油機であり、ボーイング767-200ER(標準胴体・燃料搭載強化型)を基に開発された。
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優れた輸送性能と航続距離。世界初の遠隔視認装置を採用した空中給油機能を持つ、マルチプレーヤーです。

防衛省ウェブサイト>航空自衛隊>主要装備>KC-767より


特徴編集

給油装備はKC-10と同様で、尾部にフライングブーム式給油装置、その根元にホーズ&ドローグ式給油装置1基を備えている。給油オペレーター席はコックピット後方にあり、テレビカメラの映像を見ながらブームを遠隔操作する。


また、ボーイング767系統の機なので操縦や整備の要領、機体に関わる部品も共用にできる。これはE-767も運用している日本では大きな利点となっている。

当初は輸出向けだったが、後にアメリカ空軍にもKC-46として採用される。


A330MRTTに比べると原型機の設計が古い上に一回り小さく、搭載量は重量にしておおむね3分の2程度に留まるため、世界的にはA330MRTTの方が人気。ただ機体が小さい分、必要な滑走路が短くて済む事から、小回りが利く運用ができるという利点がある。


運用国編集

イタリア編集

最初に発注した国だが、翼端のホース&ドローグ式給油装置が異常振動を発し、この解決のために就役は遅れることになった。2011年に最初の機が就役し、現在は4機が現役。


日本編集

次に発注したのが日本である。

こちらはフライングブーム式給油装置のみが要求されていたため、就役は順調に進んだ。調達は4機行われた後に中断し、2015年にはKC-46を改めて導入することが決定された。現状に加えて4機調達する見込み。


アメリカ編集

前述のとおり、KC-46A「ペガサス」として179機が配備される予定。


コロンビアのそっくりさん編集

コロンビアでもKC-767と呼ばれる空中給油機が運用されている。

しかしこちらは中古の767をイスラエルのIAIが改造したもので、正規名称は「B767 MMTT(Multi-Mission Tanker Transport)」。翼端にホース&ドローグ式給油装置のみを備える。


参考資料編集

Wikikpedia(KC-767)

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