概要
「LASTDRAGOON~禁断のXXX~」とは、FANZAGAMES(リリース時はDMMR.18)で提供されていたR-18指定のゲーム。2016年1月20日リリース、2023年1月30日サービス終了。略称は「ラスドラ」。
プレイヤー1~15人からなる輝竜艇団(チーム)同士による戦闘、グランドバトルがゲームの主軸であり、それとは別にレイドイベントなどがあった。
あらすじなど
歴史
かつてドラゴンを支配する「禁断の一族」が世界の覇権を握っていた。しかし429年前、突然ドラゴンたちが暴走(堕竜化)、世界は滅亡の危機に立たされる。しかし10年後、破壊の限りを尽くしていたドラゴンたちが突然謎の消滅を遂げ、世界は救われる。その後ドラゴンの力を失った「禁断の一族」は連合を組んだ諸外国により滅亡。これにより世界は今に至るまで戦乱の時代が続くこととなる。
自然・技術水準
いわゆる剣と魔法のファンタジー世界だが、機械技術も進んでいる(特に飛行、兵器関連)。普通の地形に加え、島や岩塊、建築物などが普通に空に浮かんでいるのを見かける。主人公たちは輝竜艇と呼ばれる武装した飛行船に乗っているが、これはこの世界において普通の存在のようだ。なお敵を攻撃したり援護を行う場合、個人用の飛行ユニットで出撃し、個人の能力で戦う。
火山島フレアジード・廃都、海神島アクアポリス・遺跡、烈風島ウィンドガッシュ・神殿の三か所のダンジョンがあり、属性が適合しているユニットを派遣することで効率的に探索できた(ルミナスにお任せしておけば問題はない)。一時、ゴルディアを派遣することで普段は探索で手に入らない凛華開放素材を入手できるキャンペーンがあった。
天空の塔
リリース時から存在したものの封鎖されており、おそらくキューブ状のオーパーツを一定数手に入れることで入ることができるようになるはずであったが、実装されなかった。
ゲーム内容
クエスト
APを消費して空域を進み、ボスを撃破してストーリーを進める。名目上のメインストーリーだが、追加がなかなかされず遂に五つ目の地方で止まってしまった。
グランバトル中に進行するとランダムでTPが回復、レイドイベント中ならレイドボスも出現した。
グランバトル
ラスドラの基幹をなすシステム。プレイヤー1~15名からなる輝竜艇団(チーム)同士で戦う。前衛5名が矢面に立ち、後衛0~10名は遠隔攻撃や応援を行って前衛を援護する。また、一人一戦一回、オーバースキルという必殺技的なものを使えるが、何が使えるかは花園で会話中の凛華と前衛か後衛かによる。輝竜艇団はサンイクール、オルディアス、グルタニアのいずれかの国に属し、違う国の輝竜艇団と戦う。ただし毎週土曜日は昇降格戦で国内の輝竜艇団とのマッチングである(イベントで中止になることもあった)。開始時間は12時、19時、20時、21時、22時、23時から2つ設定し、バトル時間は20分間(最初は30分間だったが、長すぎるからという要望があり短縮された)、当然戦う相手は同じ設定時間同士。基本的に与えたダメージ総計がGPとなり、このGPが高い方が勝利である。
これは普段の通常バトルであり、イベントや違うレギュレーションでの戦いもあった。
行動にはTPを消費(0のこともある)、探索からの帰還やランダムでクエスト進行中に回復する。最大値は基本100だが、凛華竜術士が増えるごとに10上昇する。
グランオーガバトル
最強の輝竜艇団を決めるイベント。一日目は通常マッチングだが、二日目以降は国にかかわらず近い勝率の相手と一週間程度行われ、最終日に勝数順に順位がつく。同じ勝数の場合、総獲得GPが高い順に順位がつく。通常バトルだけでなく日によってエレメントバトルやダークバトルであることもある。
攻城戦
基本は通常バトルと同じだが、金銀銅の三種類の聖杯の争奪戦。前衛が2人以下になると城門が攻撃対象に加わり、これを破壊することで聖杯を奪取できる。ただし城門も結構高い火力の火砲で反撃を行う(GPにはならない)。城門のHPは輝竜艇団の人数が少ないほど高くなる。
国内戦
グランオーガバトルの国内版で、対戦相手は全て自国内でのマッチング。上位五艇団には称号が与えられた。また、初期には一位(選帝侯)は国のスローガンを決める権限を与えられたが途中でこれは無くなった(余談だがそのせいでサンイクールのスローガンがサービス終了まで「ゼル(通貨)でお薬を買いたい」のままだった)。
魔王戦
グランバトルの基本はPvPだが、こちらはNPCとの戦い。単体で現れる魔王を何回撃破できるかを競う。撃破され復活するたびに魔王は強化され、魔王によっては状態異常なども使ってくるようになる。魔王はプレイヤーの攻撃に反撃する仕様であるため、こちらから何もしないと向こうも何もしてこない(GP0で終了すると敗北扱い)。初期の魔王はオーガ・ヴァルジードだけだったがのちにルキア、セリアなどが日替わりで現れるようになり、魔王が同時に三体現れる魔王軍戦も行われるようになった。
同じ仕様で魔王ではなくゴールデングララや聖母ニコラスを討伐するイベントもあった。
探索
ユニットを派遣することによりアイテムを獲得、TP、BPも回復する。探索状況はは輝竜艇団ごとに管理され、探索が進むと階層が進み良いものが出やすくなる。基本的に必要人数は一人で一時間かかるがアイテム召集令状で二人で30分間、大召集令状で三人で15分間となる。また銀の羅針盤、黄金の羅針盤を使うとより良い結果になりやすい。一度探索に出すと時間まで帰還させる術は全く無く、また一度に探索できるのは一回のみ(一人のプレイヤーが同時に複数個所は探索できない)。輝竜艇団内合計で10人以上が一つのダンジョンを同時に探索していると超熱烈攻略中の状態になり、良い結果になりやすい。
各種イベント
ジェムやポーションの獲得率が良いドリームタワーや、それに加え強化の書LRやTP回復率が良い黄金神殿といったダンジョンが時々追加された。ハロウィン村や聖桜グララン学園など季節のイベントで追加されるダンジョンもあった。
スカイシップバトルロイヤル(SSBR)
特別なクエスト空域を進み、NPCや順位が近い他のプレイヤーと戦うイベント。編成画面の一番下にあるPvPデッキが反映される。アビリティは関係なく直接的な戦闘力がものをいう。またグランバトルのHPは関係なく、攻撃を受けるとエネルギーが消費され0になると敗退、戦えなくなる。エネルギーは1分で1、リペアキット一つに月25%回復する。基本的に勝敗にかかわらず相手のエネルギーはリセットされるが、NPCの暗黒の輝竜艇に負けた場合、ハーティに情報料を払うことで前の状態のままエンカウントできる。勝利することで得られる青の宝玉で宝玉ガチャをまわし、強化アイテムその他を引くことができた。
通常、サントゥール国王リシウスの主催による競技大会であるが、一度だけ事実上のメインストーリーで使用された(ガルダ王子ルブライトが三国とバリト帝国の力を借りて故国に軍事侵攻した時のこと)。
冒険イベント
特別なクエスト地域を進み、彷徨っている大量のグララに水を与え聖輝士の矢を貰って触手に捕らわれたユニットやアイテムを手に入れるイベント。もらえる矢の本数はグララの種類と満足度により、通常の探検グララ(ただしその回によって名前が違う)だとありがとう1・大ありがとう2・超ありがとう3・爆絶感謝10本、スーパーグララ(やっぱりその回によって名前が違う)で爆絶感謝15本(資料不足でその下は不明)もらえる。与える水に輝神水を使うと必ず爆絶感謝になった。触手に捕らわれた標的は8体で撃てる矢は1本か8本、基本的に8本撃つ。標的にユニットが現れると1本しか撃てなくなる(しかも確率は八分の一ではない)。時間限定で標的にボスが現れ、命中するとレイド戦になり勝利することで新実装のユニットが標的に現れるかもしれない状態になるためかなりの運が必要だった。
なお初回は輝神水の入手方法が最初に貰ったもの以外は課金しかなく、矢の入手本数も少なく、しかも0本時のグララのイマイチ顔が非常に不評だったため、上記のように変更された経緯がある。
その他
指定された属性のアビリティの効果が上がり消費TPが下がるエレメントバトル、戦闘時間が15分間しかないクイックバトル、同一プレイヤーが連続で行動してしまうとコンボが途切れるキズナバトル、前衛後衛の入れ替えが可能なスイッチバトル、全員前衛なフルスロットル、行動者や対象者の表示が「???」となり誰が何をしたかされたかわからないダークバトルがあり、イベントバトルが無い時やグランオーガバトル、国内戦でこれらのレギュレーションが採用されることがあった。
レイドバトル
手持ちのユニット8体とレイドボス一体の戦い。事前に編成できるがお勧めで戦った方が手っ取り早い。攻撃にはBPを消費、通常攻撃で20、全力攻撃(威力は通常攻撃の3倍)で50消費。TP最大値は100で一分経過ごとに1、探索から帰還でとハーフエーテル使用で50、エーテル使用で100回復する。倒せなかった場合、団員や戦友に共闘を求めることができる。共闘する場合、一回だけ消費なしで通常攻撃できる(初期のころはこれが無かった)。
レイドイベント
通常のクエスト空域を進行していると確率でレイドボスが出現した。主に事実上のメインストーリーが語られるイベント。ドロップアイテムを集め凛華開放素材と交換できるが、イベントによっては召集令状やリペアキット、輝神水などがメインになることも。
ドラゴンジャッジメント
通常のクエスト空域ではなく、創造・繁栄・破壊の神殿を進行。特殊なアイテムを集めて10分間しか開かない限定エリアにいるボスを叩く。最初は新凛華開放イベントのみだったが、それ以外にもこの形式が使われるようになった。
アイテム入手
イベントとは無関係に、レイドボスを呼び出すデモンズゲートキーや角笛などのアイテムも存在した。