LiLiCo
りりこ
1970年11月16日生まれ。
本名はAnn-Sophie Lennerfors(アンソフィー・レナーフォース。姓はスウェーデン式に「レンネルフォッシュ」とすることもある)。スウェーデン人の父と日本人の母を持つハーフで、スウェーデン国籍である。
歌手グループ「純烈」の元メンバーでもある俳優・小田井涼平は夫。弟が一人いる。
ストックホルム出身。アイドル歌手を目指して18歳で単身来日し、1年ほど祖母と叔父の住む葛飾区立石で暮らした後、19歳で静岡県浜松市に転居し、現地の芸能事務所に所属しながら先輩演歌歌手の元に弟子入する。
21歳のとき、当時のマネージャーともう一人の歌手と独立するが、その歌手が失踪してしまい、事務所も差し押さえられたため、約5年間ホームレス状態でドサ回りしていた。
1992年に念願のCDデビューを果たし、歌手業の傍ら『ロバの耳そうじ』などのセクシー路線のタレント業や、ナレーターとして活動するようになる。また、この頃仕事仲間からの紹介で中川翔子の母が営むショーパブで働いていた。
長い長い下積みを経て2011年頃にブレイクし、以降タレントとして幅広い分野で活動している。
大の映画好きである。『サウスパーク』のカートマンの吹替を担当した関係で映画雑誌でインタビューを受けたことをきっかけに、2001年からTBS「王様のブランチ」にて映画コメンタリーとして活躍するようになった。トビー・マグワイア(スパイダーマンの人)やシルベスタ・スタローン、ジョニー・デップなどハリウッド俳優とも会談を行った事がある。
カートマンについては本人も長年出演していたアニメ、及び演じたキャラクターとして愛着を持っており、自宅には大量のカートマングッズ(フィギュア)が飾られている。
なお、映画吹き替え版では松竹芸能所属の芸人が声を担当し、カートマン役をアメリカザリガニの柳原哲也に奪われた為、「映画秘宝」サウスパーク通信の企画でテロリストの服装をしてバズーカを持った姿で(配給元の)ワーナージャパンにカチ込んだと言う逸話を持つ。
その抗議が実を結んだのか、後にNetflixで配信が決まった際には見事カートマン役を奪い取った(?)ようだ。
私生活では30歳の時に日本人男性と結婚したが、6年ほどで離婚している。その後2017年4月1日に小田井涼平との結婚を発表。
「LiLiCo」という名前は、ドラマ『Lace』でフィービー・ケイツが演じた「リリー」に、日本式で「子」をつけたもの。日本に来たばかりの頃は、祖母が「アンソフィー」をうまく発音できなかったため「フィー」がなまって「ピー」→「ピーコ」と呼ばれていた。
スウェーデン育ちということで元々日本語はほとんど話せず、来日してから身につけた。スウェーデン語、日本語に加えて英語、ドイツ語を話すことができるマルチリンガルである。
スウェーデンでは当時珍しかった東洋人とのハーフという立場からひどいいじめに遭い、また弟の子育てや離婚のストレスで精神の調子を崩していた母から暴言を浴びせられるなど、辛い幼少期であったと振り返っている。
母はLiLiCoが芸能界でブレイクし始めた時期に病気(丹毒)が原因で亡くなっており、亡くなるまで関係を改善することはできなかったと語っている。
その親子関係から子供を持つことに関心はなかったが、小田井との結婚で二人の間の子供が欲しいと思うようになり、妊活にも励んでいた。小田井が多忙であったことや年齢的な事情から難しいものの、発展途上国の子供の里親になったり、養子縁組を検討していたりと、実子ではない形でも子供を育てることには前向きに取り組んでいるという。