俗称はバツ、玉、エクスタシーなど。
元々はPTSDなどの治療に使われてきた精神治療用の薬剤だが、
やがて麻薬として乱用されるようになり各国で規制の流れが強化された。
脳内のセロトニン等を過剰に放出させることにより、人間の精神に多幸感、
他者との共有感などの変化をもたらすが、体温をコントロールする機能など
体調に悪影響を及ぼし、最悪の場合急性腎不全等を起こして死亡する。
また、麻薬として出回っているものは違法業者が製造しているので
不純物によりさらに体への悪影響が増す場合も多い。
色とりどりのラムネ菓子のような外見で、ロレックスの王冠マークなど、様々なマークが上部に刻印されていることが多い。
錠剤として手軽に摂取できることや、その楽しげな外見から遊び半分で手を出す者も少なくないが、
記憶障害や死亡事故も発生しており、軽々しく手を出してはいけない。
2010年には、歌手の押尾学が不倫相手にMDMAを飲ませ、死亡させるという事件が発生している。
2023年2月3日に、オーストラリアがMDMAをPTSDの治療に処方する医薬品として正式に承認。同年7月に処方開始出来るようになると発表している。
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