MG338はSIG SAUERがアメリカ特殊作戦軍(US SOCOM)向けに開発した汎用機関銃。
従来の機関銃に比べて威力・射程を向上させている。
概要
軽量中型機関銃(LWMMG)プロジェクトによって開発されたもので、M60やM240などの7.62mmNATO弾を用いる機関銃と口径12.7mmのM2重機関銃のギャップを埋める機関銃とされる。
ジェネラル・ダイナミクス(GD)もこれに向けて計画と同名の機関銃を開発しているが、今のところ自社製品の採用プロセスの進捗を公表しているのはSIG SAUERのみである。
弾薬は2009年にスウェーデンのノルマが開発した.338ノルマ・マグナム弾で、MG338の有効射程は2,000mに及び、一説によると距離1,000m以内であれば歩兵用の防弾装備はほぼ全て貫通可能とされる。
重量は9kg程度で、M240よりも威力を向上させながら軽量化も実現した。
部品の組み換えで7.62mmNATO弾も使用できる。
2020年にメーカーから「特殊作戦軍向けに納入した」と発表されているが、これは部隊でのテストのためと思われる。