概要
MTGには基本的な五色の呪文カードとマナの色(白、青、黒、赤、緑)が存在し、対応するMoxが一種ずつ存在する。
それぞれの名称はMox_Pearl、Mox_Sapphire、Mox_Jet、Mox_Ruby、Mox_Emerald。
イラストは全てダン・フレイジャー(Dan Frazier)によるもの。
0マナで出せるアーティファクトであり、タップするだけで対応する色のマナを一点生み出せる。
0マナで場に出せてタップすれば対応する色のマナを出せる、という点では基本土地と同じだが、土地と異なりアーティファクトであるため、一ターンに一枚しか出せない、という制約が無い。
そのため、最初の数ターンのうちに土地や他のMoxと一緒に出した場合、一気にマナを確保できる。
これにより、本来ならもっと後にならなければ出せないようなコストの呪文も使用する事が可能となる。
こうした現象を「マナ加速」という。マナ加速の強力さが認知されると、MoxやBlack_Lotusのようなマナを生み出すカードには配慮・調整が施されるようになった。
所謂パワー9と呼ばれるMTG黎明期のバランスブレイカー級カードの一つで、本物の同じ重量の宝石よりも高い値で取引される。マナブースト能力が他より低くカウンターやドローやパウンㇲでやることが多い青のサファイアが最も高く、他のマナブースト手段が豊富な緑のエメラルド(それでも本物の宝石より高い)が最も安い。
5種以外にもMoxの名を冠した調整版が存在する。2020年現在、公式大会で使用できるものとしては、「モックス・ダイアモンド(Mox Diamond)」、「金属モックス(Chrome Mox)」「オパールのモックス(Mox Opal)」「モックス・アンバー(Mox Amber)」「モックス・タンタライト」(Mox Tantalite)」の五種がある。
また、公式戦では使えないジョーク・セットでも「Jack-in-the-Mox」や「Mox Lotus」等、複数のMoxが存在する。
関連イラスト
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