I don't care if we're no longer friends, I will protect the Earth and everyone on it!
(例え俺たちがもう友達じゃなくたって、地球とそこに住む全員の命は必ず守り抜いてみせる！)
...We get so lost in discussing the fun facts and science and how things are meant to work that we forget about what makes us... us! I think we should do both from now on.
(…面白い豆知識や科学、世界の仕組みとかの話をすることばかりに躍起になって、自分達が何者なのか忘れちまってたのかもな！今からでもどっちもやろう。)
概要
プロフィール
性格
火星はSolarBallsに登場する太陽系第四惑星である。地球の親友であり、友好的かつ社交的で、岩石惑星の中では最も精神年齢が高く常識人である。それでいて堅苦しい印象はなく、よく地球と一緒にバカをやっている。
シンプルに良い奴で、他人を励ましたり情報を共有したりし、他の天体が間違った行動をした時には真摯に向き合いきちんと注意する。他人の意見を受け入れる柔軟性と、失望しても完全に見捨てることはなく相手の立場と感情を理解しようとする思いやりを持っている。
火星は他の天体(特に地球)を非常に気にかけており、彼の行動原理は基本的に他人のためである。
情に厚く、金星と共に地球のために戦った。
しかし火星が論理的で道徳的に振る舞うのは彼が木星をロールモデルとしているためであり、そのため密かに優越感を感じていると吐露した。
火星は基本的に聡明で友好的であるが、水星や金星などの他の惑星をからかうことや、他人の愉快な話(特に金星の名前の由来)や冗談が好きであることが見受けられる。
少々結論を急ぎすぎて自分の中で完結させてしまうことがあり、ガニメデとエウロパが付き合っていると決めつけたり(おそらく実際に付き合っている)、衛星はトランプで遊ぶことを好まないと思い込んでいたりする。他にも自分の言動が地球を不安にしているという発想に至らず、地球の行動の理由を理解できなかった。
また身内だけで話を盛り上げ、相手を置き去りにしてしまうことが稀にある。
火星はあまり恐れず楽観的で、小惑星の危険性を理解しているにもかかわらず結局地球と小惑星ドッヂボールを行ったり、金星の圧に動じずに受け流す術を持つ。他にもAstrodudeを助けるために金星に小惑星を投げつけるという計画を立てたり、あの太陽に向かって冷静に自分の意見を主張する場面も見られる。しかし実際に起きたもしくは起きそうなことには危機感をもち、太陽フレアや金星の脅迫、ケレスには怯えている。
火星は度々顔芸をする。金星に脅迫された時やAstrodudeにテラフォーミングのことを聞いた時、そのテラフォーミングの過程としてレーザーを撃たれている時の呆れた火星の顔には一見の価値がある。
容姿
火星はオレンジ色の球体である。
また輪郭の外側に白っぽいオレンジ色の大気が描写されていて、地球のものよりも薄い。
左右の目の大きさが若干異なっている。
行動
ここでは話の本筋とはあまり関係のない火星の行動について記す。
- 他の惑星とスペースポーカーや小惑星ドッヂボールをして遊ぶ
- 大勢で遊ぶ時は得点を記録する
- 地球と一緒に金星に小惑星を投げる
- 小惑星帯に小惑星を取りに行く(二回)
- 地球の地軸を安定させる
- 小惑星ポップコーンを地球と共有する
- 金星と一緒に衛星を運ぶ
関係性
地球
火星と地球は親友で、多くのエピソードで一緒にスペースポーカーをしているところを見ることが出来る。また一緒に小惑星ドッヂボールをしていることもあるが、リスクのある遊びであるため地球にとって良くないと気づくも、次の動画でも懲りずに一緒に遊んでいる。またこの際地球が誤って投げてしまった彼のお気に入りの小惑星を取りに行くために小惑星帯に向かった。
火星は地球のストッパーになることもあれば、一緒にふざけることもある。
火星は地球のことを非常に気にかけており、自分がテラフォーミングされそうになった時には、自分のことよりも嫌がる地球の気持ちを考えて強く反発した。
さらに地球が自分の軌道に追いやられた時には地球と地球人への心配を理由に新しい軌道に反対する。
喧嘩をした時も地球との関係が悪化するのは嫌だが、かと言って何度も許す訳にもいかないと葛藤し彼を心配していた。
しかし地球の隠れた気持ちに気づくことができず、地球の不安を増幅させてしまうこともある。
衛星の革命が終了したあと、火星と地球は本音を伝え合い本当の親友となった。
金星
火星と金星は友達であり、地球も含め三人でつるんでいることが多い。地球と一緒に叱られることもあれば、反対に金星と共に地球に呆れ注意することもある。
また火星が金星をからかう場面もしばしば見られ、このことから火星は金星の迫力に物怖じせずに上手く受け流すことが出来ることが分かる。実際に金星に文句を言われても軽くあしらっていた。しかし脅された時には困惑しつつ怯えていた。
地球と喧嘩し、その後地球とつるんでいた金星に小惑星をぶつけられて関係が悪くなった。この時金星が火星の衛星であるフォボスとダイモスをバカにしたことで堪忍袋の緒が切れ対立する。しかし後に和解し、一緒にスペースポーカーをする姿を見ることができる。しかし共通の話題である地球以外について話そうとしたものの思いつかなかったようだ。
また火星は金星と共に地球のために戦った。この時の火星と金星は相性ピッタリであった。
水星
火星と水星は仲が良く、稀に火星も水星をからかうことがあったが、火星は水星を励まし和解している。
衛星の革命後は接点が増え、一緒に遊ぶことが増えた。火星はこのことを喜んでいて、水星がスペースポーカーに参加するようになったことを嬉しく思っていると発言した。
木星
火星は木星と仲が良く、彼を尊敬してロールモデルとしている。そのこともあってか火星は他の岩石惑星と比べ精神年齢が高く、洞察力が高い。
また火星は木星のことを気にかけており、様子のおかしい木星を不審に思い心配した。しかし尋ねても酷く狼狽え口を割らない木星に「隠しているものがなんであってもとっとと白状した方がいい。秘密にすればする程状況が悪くなる」と忠告する。
ケレス
火星はケレスの不気味な笑い声に怯え、また小惑星を投げつけられた時も驚いていた。火星はケレスが冥王星に似ていると思い、また他にも似たような天体が小惑星帯に潜んでいると木星に教えられた際は小惑星帯の隣では無い軌道を持とうとしていた。
フォボスとダイモス
火星はフォボスとダイモスと良い関係を築いており、彼らの親のように振舞っている。火星は彼らを気にかけ、傷ついて欲しくないと思っている。
また火星はフォボスとダイモスを地球や金星にバカにされた時に抗議する。
フォボスとダイモスも火星を慕い、火星が危険な目にされされたと知った時には涙を流した。さらにダイモスは火星の半径を覚えていた。
The Moon Revolution(衛星の革命)(ネタバレ注意)
火星と彼の衛星であるフォボスとダイモスの関係は良好であったが、地球や衛星達によって衛星の革命に巻き込まれていく。
地球への失望
地球とトランプをして遊んでるところに月がタイタンを連れくる。火星は以前タイタンを遠くから見たことがあり、彼には地球といくつか共通点が存在し、それをきっかけに二人が仲良くなれるかもしれないと思ったのかタイタンについてハイテンションで説明する。さらには生命を持てる可能性もあると言うも、地球は次第に情緒不安定になり、ついに「Moons should know their place!(衛星は立場を弁えるべきだ！)」と発言し、全ての衛星を侮辱する。これをきっかけに火星は地球に不信感を抱く。
別の日に火星が地球と会ってトランプで遊んでいたところ、地球の自分には生命があるから自分は他の天体よりも優れているという思考を目の当たりする。火星は地球に失望し、特別になりたいなら態度を改めてタイタンに謝るべきだと言い残しその場から立ち去る。
金星vs火星
火星が地球に関わらなくなった後、地球と小惑星ドッヂボールをしていた金星に小惑星をぶつけられる。金星と口論になり、金星に自分の衛星であるフォボスとダイモスをバカにされたことで我慢の限界が来て、火星は金星と決着を付けようとする。地球が二人を仲裁し、大人のやり方で解決することを決め、「誰が地球の親友かコンテスト」という当初の趣旨とは異なる大会を開催する。火星は地球に呆れつつも白黒はっきりさせるために参加し、金星の熱量とは文字通り温度差があった。
小惑星ドッヂボールでは流れ弾が当たって敗北し、どちらが生命に優しい環境かの対決では勝利した。地球のいい加減なやり方に辟易しつつも明日の最後の対決を待つ。しかし待てど暮らせど金星は現れない。これは金星にとっての一日が地球と火星にとっての一日と大きく違い、タイムゾーンが異なっていたからである。指定した時間に現れなかった金星に地球は不戦敗を言い渡す。地球は火星を祝福するも、火星は地球が自分勝手な思考で自分たちの対立を楽しんだ上に、承認欲求を満たす為だけに金星を巻き込んだことに激怒し、ついに地球を見放してその場から去る。
衛星の襲撃
しばらく時間が経過し、火星は金星に話しかける。そして金星と和解し一緒に地球の悪口を言いながらスペースポーカーを遊ぶ。他の話題に変えようとするが、実際地球は二人の共通の話題であったため話す内容が枯渇していた。そこへガニメデとエウロパがやってきて二人に接触する。二人は火星と金星と同じく地球を嫌っているようで、地球を分からせるための計画への協力を要求してくる。火星は不審に思い、具体的に何をするのか聞き出したところ、それが地球に小惑星をぶつけることで惑星に自分たち衛星の声に耳を傾けさせると言う暴力的なものであると判明する。火星は酷く動揺した後「You are NOT doing that.(そんなことはさせない)」と言い放ち、金星と共にこの計画に強く反対する。交渉決裂により真っ向から衛星と対立することになり、隠れていた大量の衛星が火星と金星めがけて小惑星を投げつけてくる。二人も応戦し技術と相性は素晴らしかったものの、200は超えるであろう衛星の圧倒的される。ガニメデから最後のチャンスを与えられるも、「I don't care if we're no longer friends, I will protect the Earth and everyone on it!(例え俺たちがもう友達じゃなくたって、地球とそこに住む全員の命は必ず守り抜いてみせる！)」と決意を曲げなかった。しかし最終的には数の暴力の前に敗れ暫し意識を失う。
衛星の革命
火星は目を覚まし、水星は火星が目覚めたことに喜ぶ。火星は水星に慌てて地球に衛星が襲いに来ることを警告するも落ち着かされる。するとフォボスとダイモスが火星の元にやってきて、彼を心配し生きていたことを喜ぶ。火星は「数千個の小惑星程度俺にかかればどうってことないさ」と返し、フォボスとダイモスを安心させる。金星も意識を取り戻し、さらにそこに地球がやってくる。月が革命軍に捕まったと知り地球は一人小惑星帯に行くことを決める。「これ以上俺(僕)のせいで誰も傷つけさせない」と言い残し小惑星帯に向かう地球を火星は見守る。
その後
他の岩石惑星と地球を心配していたところに遂に地球が帰還する。地球は無事でクレーター一つなかった。そして地球は火星と金星に自分は良い友達じゃなかったと謝る。そこにフォボスとダイモスが帰還し、武勇伝を火星に聞かせる。火星は冒険を見逃してしまったと言い、地球に詳細を聞こうとするも地球の姿はもうそこになかった。
火星が金星に話しに行くと、その道中で地球と出会う。しかし地球は本調子ではなく、火星はどう話せばいいか分からなかったので二人はここ46億年で一番気まずい会話を繰り広げてしまい、これを金星に指摘される。とても塞ぎ込んでいる地球を見て心配する火星に、金星は自分たちが居ないうちに地球に何かがあってそれを見逃していると推察する。その意見を聞いた火星は金星を「Genius(天才)」と褒め、ことの詳細を知るために金星と共に水星のもとに行く。
水星に地球について聞くも直接地球に聞くべきだと言われ、自分は蚊帳の外だったから答えを求められても困ると主張し突っぱねられる。火星は水星の主張を正しいと述べ、さらに自分たちが水星を公平に接していなかったことを認める。
火星の提案と和解
この状況を変えるために火星は岩石惑星を集め、自分たちの関係について振り返る。火星は自分たちが本当に友達だったかと疑問を呈し、そこに地球がそれを自分のせいで台無しにしたと述べる。しかし火星は地球だけのせいでは無いといい、自分も地球の気持ちに気付けなかったし気付こうとしなかったと反省し、タイタンと会った時に二人の類似性を解説するのに夢中で地球がどれだけ不安になるかを考えなかったと後悔を吐露する。そして自分たちは上辺だけの友達だったのではないかと問いかけ、地球と自分でさえそうだったのでは無いかと言う。
そこでみんなで惑星としての性質だけでなく自分自身の性格や悩みなどを告白し、理解し合う機会を設ける。反対する金星をよそに火星は先陣を切り自分について語り出す。火星は木星の隣の軌道を持つことから彼をロールモデルとしており、自分も人格者面してモラルがあるように振る舞いがちであると打ち明ける。また実際はそうでも無いと自分自身を疑う。そして密かに優越感を感じていたとも告白した。他の惑星は驚き信じられないといった様子だったが、地球は実際に火星は大抵正しいことを言う傾向が高いと述べ励ます。全員の話を聞き終わった後にした金星の配慮に欠けた発言に笑う水星の声と、笑うのを辞めるようにブチギレる金星の怒声をBGMに、地球と火星はお互いに謝罪し合う。そして親友と呼び合い、完全に仲直りしてさらに友情を深めた。
Planet X(惑星X)(ネタバレ注意)
この章では火星はあまり物語に関与しないが、様々な行動を見ることが出来る。
木星の異変
火星は木星の様子がおかしいこのに気づき、彼が何かを隠しているのではないかと推測する。木星に真相を聞き出そうと対話を試みるが、木星は何かに怯え動揺しておりなかなか真実を語らない。木星がついに口を開いたかと思えば、土星に中断される。木星と土星の会話を盗み聞き、木星が過去に岩石惑星にとってとても悪いことをしたことを知り火星はショックを受ける。火星は急いでスペースポーカーをする水星、金星、地球に報告する。しかし普段の木星の様子から三人は信じていない様子である。その後フォボスとダイモスが現れ、ガニメデとエウロパの追放に抗議する衛星たちの活動に加わることを決める。
太陽系の惑星と衛星が太陽の前に集結し、太陽の決定に異を唱える。太陽は激昂するが、木星が立ち上がり、二人を戻さなければ自分も太陽系を去ると抗議する。岩石惑星は沸き立ち、木星を応援する。地球が木星を褒めたたえたのがトドメとなり、木星は罪悪感に耐えられなくなりその場から離れてしまう。
火星は木星の様子が気になり、再び木星の元を訪れ、火星は木星に議論で勝っていたのにもかかわらずなぜ途中で去ってしまったのかを尋ねる。そして煮えきれない態度の木星に「隠しているものがなんであってもとっとと白状した方がいい。秘密にすればする程状況が悪くなる」と忠告する。
その後火星と共に審判を務めながら水星と金星の小惑星ドッヂボールを観戦していたところ、太陽に真実を伝えようとする木星と土星を見つけ、みんなでついて行く。しかし異変が起き中断され、ついにXが太陽に向かってきたことが発覚する。
木星の真実
Xが太陽系のメンバーと対峙し、木星の過去をリークする。初めは木星がXを追い出したという事実を信じていなかったが、Xが過去の岩石惑星を破壊したという木星の罪を公言し、こちらも木星が認めると愕然とする。太陽にもう一度確認され木星が完全に同意すると、他の惑星と共にブーイングする様子が描かれる。(複数人の声が聞こえ、特定不可能)その後木星の追放が太陽から言い渡された際は失望したような表情をしていた。
火星は木星の真実にショックを受け、他の岩石惑星が行動を起こす中放心状態となり、しばらく一人でぼーっと虚空を見つめていた。
太陽を前に
呆然とする火星を他の岩石惑星が見つけ心配する。
そこに土星がやってきて、他のガス惑星がどこかへ行ったことを聞くが、すぐに太陽に何かを話す天王星とXを発見する。彼らの元に行くと、木星に会いに行った衛星たちを連れてきた海王星も合流する。そして真実を知った衛星たちに木星がずっと自分たち岩石惑星を小惑星から守っていたことを聞かされる。木星の必要性について議論される中、地球に小惑星が衝突しそうになる。しかし太陽はXの意見を尊重する。太陽系の危機にガニメデが立ち上がり、Xに挑戦し勝ったら木星を戻すと宣戦布告する。
観戦する火星
火星は衛星を応援し、他の惑星と戦いを観戦する。初戦のレースでは小惑星ポップコーンを地球と共有している様子が見られる(水星と金星は共有しておらず、ここで各々の関係性を見ることが出来る)。Xが優勢の状況で衛星に勝ち目は無いと分析する金星に対し、地球は自分たちの衛星を過小評価するなと抗議し、火星もこれに同調する。最終的に衛星の勝利が決まった時には喜んでいた。
二回戦の早押しクイズでは出題者の太陽が最後に引いたソーラーカードのお題が過去に地球と衝突したとされるテイアであり、お題を読み上げられる際に動揺し、苦悶の表情を浮かべながら何度もテイアと呟く地球を火星を心配した。
三回戦の小惑星ドッヂボールでは衛星に向かって必要以上の小惑星を投げつけようとするXを見て動揺していた。試合終了後に火星は金星と一緒に失格となった小さい衛星たちを担架の要領で運ぶ様子が見られる。
呼び名
- Reckless idiots(無鉄砲なバカ共) by 金星→ 地球、火星
- Marstopher(マーズトファー、クリストファーの文字り) by 金星(ストーリー内)
- Best Friend(親友) by 地球
- Ares(アレス) by 太陽
余談
- 現実の火星には極冠が存在するが、ここでは描かれていない。
- SolarBallsでは地球や金星の7割～ほぼ同じ大きさで描かれるが、実際には彼らの半分強程度の大きさである。
- MrSphericalでは火星の上にエイリアンが存在している様子が描かれているが、これが真実かどうかは不明である。
関連タグ
太陽系
Sun(太陽)> >Mercury(水星)> Venus(金星)>Earth(地球)>(Theia(テイア))>Mars(火星)>Jupiter(木星)>Saturn(土星)>Uranus(天王星)>Neptune(海王星)>(Planet X(惑星X))
