Venus(SolarBalls)
そーらーぼーるずのきんせい
Well, keep talking, and you'll get a MAKEOVER!
(それ以上喋ったらてめぇらを変身させてやる!)
性格
金星はSolarBallsに登場する太陽系第二惑星である。名前の由来とは正反対の怒りっぽく攻撃的な性格で、煽り耐性が低くからかわれるとすぐにキレる。特に自分の名前の由来が愛と美の女神であることが知れ渡り、様々な惑星にいじられた時には元凶のAstrodudeや水星に物理的攻撃をした。金星の迫力には木星と土星でさえ怯えている。
水星をよくpipsqueakと呼びいじめており、主に大きさについてからかったり脅かしたりしている。
負けず嫌いであり、勝った時には大喜びし、(特に水星に)負けた時には何度もリベンジしようとする。
プライドが高く、地球に弱みを握られた際は体裁を保つために地球の言いなりになることを選んだ。しかし頑なに意地を張り続けることはなく、適切なタイミングで周りの要求に応じたり、自分の非を認め謝罪したりするので最悪の事態に発展することはない。この点で地球よりも切り替えが早く柔軟であると言える。
素直じゃない性格で自分の気持ちを表現することは滅多にない。本音を言う時はぶっきらぼうで、逆に本心を見抜かれた時にはそれを有耶無耶にする傾向がある。
軌道を守ることについて他の惑星よりも厳しく、他の惑星に軌道に戻るよう命じることがある。しかし本人も軌道を外れることが多い。
金星は仲間の惑星(特に地球)が愚かなことをした時に叱責してそれを止める。その愚かな行動はそのまま行くと大抵致命的な結果をもたらすためであり、彼なりに心配し気遣っているようだ。
また優しさを示すこともあり、水星や地球を小惑星の衝突から救ったこともある。なお水星に関しては普段の態度とのギャップからこのことを他の天体に知られるのを嫌がった。
情に厚く、火星と共に地球のために戦った。
金星はその荒々しい態度の裏側に繊細な面も持ち合わせている。
本当は生命を持つことに憧れており、過去には生命を持てる可能性があったもののそれを失ったことで荒廃した可能性がある。実際彼は自分自身のことや自分の軌道と大気があまり好きではないようだ。地球の軌道に配置された時には、他の惑星とは異なり喜んでいた。
金星はこのことについて敏感であり、生命を持つ地球からの何気ない一言で傷ついてしまう様子が度々描かれる。
さらに本当は友達と仲良くしたいようで、Astrodudeの生存が確認され地球と火星が金星を嫌う理由が無くなった時や、地球が自分を親友と呼び地球の役に立てたと実感した時には喜んでいた。金星は友情を維持するためなら嫌なことでも我慢する傾向がある。
ここでは話の本筋とはあまり関係のない金星の行動について記す。
水星
金星と水星は仲が悪く、金星は水星をpipsqueakと呼び水星の大きさをからかっている。たまに冥王星とも呼び、惑星の地位を脅かして楽しんでいる。逆に金星の名前の由来について水星に執拗にからかわれた際は、水星に大きな小惑星を投げつけ彼を殺しかけた。しかし通常は身体的な暴力を振るうことは控えている。
また水星が軌道から外れ、他の惑星とつるむことを頻繁に止めていると推測される。
しかし最近では前ほど険悪ではなくなり、普通に会話することも多い(それでも水星を頻繁にpipsqueakと呼ぶ)。さらに水星の元に飛来してきた小惑星から彼を救った。しかしそのすぐ後に「もし誰かに言ったら衝突してボコボコにしてやる」と捲し立て脅した。
水星にカードゲームで負けることを非常に悔しがっており、何度も再戦を要求していた。しかし小惑星ドッヂボールでは圧勝していた。
地球
金星は愚かな地球に呆れつつもなんだかんだで友達であり、火星も含め三人でつるんでいることが多い。地球の無謀なアイデアや行動に対し、「バカ」と罵り叱責する。また調子に乗った地球の鼻を明かし、地球を月と争わせることに成功させていた。
しかし怒りからAstrodudeに突進し、彼を閉じ込めた際は火星と共に地球は彼を責めた。そして彼らが解決策として金星に小惑星をぶつけるという方法を選んだ際、復讐したいだけだろうと疑う。地球が小惑星をぶつけさせてくれなければもう遊ばないと表明し、渋々応じて和解する。
また金星は内心では生命を望んでおり、地球の生命維持能力に憧れ嫉妬している。生命を持つ地球からの何気ない一言で傷ついてしまうこともあり、さらに地球から明確に金星に生命が存在できるわけがないと笑われた際は深く傷ついていた。
地球が金星に擦り寄り金星を親友と呼んだ時には訝しく思っていたが、地球が金星に感謝したことで役に立てたと感じしばらく親友となる。
また金星は火星と共に地球のために戦った。
さらに地球を小惑星の衝突から救った。
火星
金星と火星は友達であり、地球も含め三人でつるんでいることが多い。地球と一緒にバカをやる火星を二人まとめて叱ることもあれば、反対に火星と共に地球に呆れ注意することもある。
地球と親友になってからは、火星に誤って小惑星を当ててしまい関係が悪くなった。この時火星に文句を言おうとしたが、火星は普段から素行がいいためパッと思いつかなかったようだ。
しかしその後火星は「ただ一緒にいるだけではいい友達だとは言えず、惑星として高めあえる関係でなくてはならない」と言ったり、他にも金星に気づきを与えその後和解する。
また金星は火星と共に地球のために戦った。この時の金星と火星は相性ピッタリであった。
Astrodude
金星はAstrodudeに突撃したり彼をおどかしたり(なおAstrodudeはどの天体にも脅える)と散々である。
金星には衛星がなく本来衛星の革命に関わるはずでは無かったのだが、地球や衛星達によって巻き込まれていく。
金星と地球
金星が軌道上にいると、突然地球がやってきて親友と呼ばれる。やけに馴れ馴れしい地球を不審に思い地球の親友は火星だと訂正するも、地球は火星と一悶着あったと言う。聞き出した地球の嘘の理由に「大したことじゃない」と金星が言うと地球は金星に感謝する。このことで金星は地球の役に立ち感謝されたと嬉しく思い、地球の親友になる。しかし水星がこれは互いの欠点を増幅させるだけだから辞めるように警告しにくる。金星はこれに反論し、自分と地球の類似性について述べ地球と共に立ち去る。
金星と地球はスペースポーカーを遊び、火星の悪口で盛り上がる。しかし金星が地球に自分が過去生命を維持できる可能性が合ったことを語ると、途端に地球は笑いだし金星をバカにする。この件で金星は深く傷つくが、それでも現状頼れる人も居らず、地球が意図的に自分を笑った訳では無いと信じ引き続き地球と行動する。
金星vs火星
また別の日に地球と小惑星ドッヂボールをしていると誤って火星に小惑星をぶつけてしまう。これをきっかけに火星と対立し、口論になる。地球が二人を仲裁し、大人のやり方で解決することを決め、「誰が地球の親友かコンテスト」という当初の趣旨とは異なる大会を開催する。金星は一貫してやる気を出し勝負に挑んだ。小惑星ドッヂボールでは勝利し、どちらが生命に優しい環境かの対決では敗北した。そして明日の最後の対決を待つも、金星にとっての一日は地球と火星にとっての一日と大きく違いタイムゾーンの違いから地球に不戦敗を言い渡される。納得出来ない金星をよそに、地球は火星を祝福する。しかし火星はついに地球の態度に我慢の限界が来て怒り、地球を見限り去っていく。その際火星は地球が金星を巻き込んだ理由を承認欲求だと言い当て、金星は気づきたくなかった事実を突きつけられ落ち込む。火星が去ったことで地球は醜くも再び金星に縋るが、金星は偽りの友情に失望し地球をおいてその場から立ち去る。
衛星の襲撃
しばらく時間が経過し、金星は火星に話しかけられる。火星と和解し一緒に地球の悪口を言いながらスペースポーカーを遊ぶ。他の話題に変えようとするが、実際地球は二人の共通の話題であったため話す内容が枯渇していた。そこへガニメデとエウロパがやってきて二人に接触する。二人は火星と金星と同じく地球を嫌っているようで、地球を分からせるための計画への協力を要求してくる。火星が具体的に何をするのか聞き出したところ、それが地球に小惑星をぶつけることで惑星に自分たち衛星の声に耳を傾けさせると言う暴力的なものであると判明した。金星はガニメデのことを「Pipsqueak」と呼び火星と共にこの計画に強く反対する。交渉決裂により真っ向から衛星と対立することになり、隠れていた大量の衛星が金星と火星めがけて小惑星を投げつけてくる。二人も応戦し技術と相性は素晴らしかったものの、200は超えるであろう衛星の圧倒的な数の前に敗れ暫し意識を失う。
衛星の革命
月の声で金星は意識を取り戻し、全身の痛みに苦しむ。その後衛星が地球に向かうことを月と水星に伝えるも、限界が来て再び意識を手放してしまう。次に目を覚ました時には目の前に水星がおり不満に思う。しかしすぐなぜ水星が自分を助けたのか疑問に思い尋ねようとするも、水星に「僕は金星よりも器が大きい」と言われ、反論する力が残っていなかったのか図星なのかこれを認める。
そこに地球がやってくる。月が革命軍に捕まったと知り地球は一人小惑星帯に行くことを決める。「これ以上俺(僕)のせいで誰も傷つけさせない」と言い残し小惑星帯に向かう地球の変化に金星は驚く。
その後
他の岩石惑星と地球を心配し、もし無事じゃなかった時のことを考えていたところ遂に地球が帰還する。地球は無事でクレーター一つなかった。そして地球は金星と火星に自分は良い友達じゃなかったと謝り、しばらくするとどこかへ行ってしまう。
火星と地球との会話を聞きその気まずい会話について火星に尋ねると、現在の地球は塞ぎ込んでおり、何を話せばいいか分からないと言う。金星は自分たちが居ないうちに地球に何かがあってそれを見逃していると推察する。その意見を聞いた火星は金星を「Genius(天才)」と褒め、そのままどこかへ行く。金星は楽しそうに「Venus the Genius」と唱え、火星について行く。
火星の向かった先は水星であり、火星が地球について聞くも直接地球に聞くべきだと言われてしまう。金星は、水星は回りくどいやり方を提案して物事を必要以上に面倒にしていると迷惑がるが、水星は引き続き自分は蚊帳の外だったから答えを求められても困ると主張し突っぱねた。しかし火星は水星の主張を正しいと述べ、さらに自分たちが水星を公平に接していなかったことを認める。この状況を変えるために火星は岩石惑星を集め、みんなで惑星としての性質だけでなく自分自身の性格や悩みなどを告白し、理解し合う機会を設ける。
金星はこれに反対で時間の無駄だと考え去ろうとするが、火星が自己紹介を始めたことからその場に残る。金星の番が来た時周りから自分もやるようにとはやし立てられ、渋々自分について話し始める。金星はぶっきらぼうに自己紹介をし、自分自身と自分の軌道と大気が嫌いだと話す。地球はこれに共感と同情を示す。金星は本音を話すことに慣れておらず、周りのリアクションを聞く前に水星にパスした。水星が惑星じゃなくなることを恐れていることを話すと、地球や火星はそれを否定し水星を安心させたが、金星はその保証はないと脅す。すると突然水星が笑い始め、予想と違う反応に戸惑い笑うのを辞めるよう怒鳴りつける。しかし水星は笑い続け、金星も怒鳴り続けることになる。
この章では金星はあまり物語に関与しないが、様々な行動を見ることが出来る。
木星の異変
ついに火星は木星が秘密を隠していてそれがとても悪いことであると気づき、スペースポーカーをする水星、地球、地球に報告する。しかし普段の木星の様子から金星も水星や地球同様信じていない様子である。その後フォボスとダイモスが現れ、ガニメデとエウロパの追放に抗議する衛星たちの活動に加わることを決める。
太陽系の惑星と衛星が太陽の前に集結し、太陽の決定に異を唱える。太陽は激昂するが、木星が立ち上がり、二人を戻さなければ自分も太陽系を去ると抗議する。岩石惑星は沸き立ち、木星を応援する。地球が木星を褒めたたえたのがトドメとなり、木星は罪悪感に耐えられなくなりその場から離れてしまう。
その後水星を小惑星ドッヂボールで圧倒していたところ、太陽に真実を伝えようとする木星と土星を見つけ、みんなでついて行く。しかし異変が起き中断され、ついにXが太陽に向かってきたことが発覚する。
木星の真実
Xが太陽系のメンバーと対峙し、木星の過去をリークする。初めは木星がXを追い出したという事実を信じていなかったが、Xが過去の岩石惑星を破壊したという木星の罪を公言し、こちらも木星が認めるといよいよ混乱し、他の惑星と顔を見合せ話し始める。太陽にもう一度確認され木星が完全に同意すると、他の惑星と共にブーイングする様子が描かれる。(複数人の声が聞こえ、特定不可能)その後木星の追放が太陽から言い渡された際は怒ったような表情をしていた。
木星の追放後の変化
木星が追放されて、XとXの弁護士として帰ってきたガニメデとエウロパが再び太陽系に所属する。
軌道を外れてどこかに向かう水星と出会い、この状況について議論する。すると突然野生の小惑星が水星に向かって飛んでくる。これに金星が気づき、重力で水星を押し出し衝突から救う。水星は信じられない様子で金星に尋ねるも、金星は「もし誰かに言ったら衝突してボコボコにしてやる」と脅す。そして小惑星の挙動がおかしいことに気づき、水星と共に小惑星帯に調査に向かう。
そこで同じく調査に来ていた月とタイタンに出会う。そして木星が小惑星帯を制御していた可能性を提示し、さらに時間と共に全員の軌道が変化すると聞き危機感を覚える。木星と話す価値があるという月の意見に金星は木星への不信感から反対するも、水星はこれが最良の方法だと説得しようとする。しかし水星と共に太陽に軌道に戻るよう言われ、計画は中断されてしまう。月とタイタンに太陽系の未来を託し、逆に月に二人のどちらかが地球の地軸を支えるように託される。
太陽を前に
月の代わりに水星と金星が地球の地軸を安定させる役割を担うも二人いるせいで勝手が変わり不安定になってしまったが、火星を見つけたことで奇数になりどういう訳か解決した。そこに土星がやってきて、他のガス惑星がどこかへ行ったことを聞くが、すぐに太陽に何かを話す天王星とXを発見する。彼らの元に行くと、木星に会いに行った衛星たちを連れてきた海王星も合流する。そして真実を知った衛星たちに木星がずっと自分たち岩石惑星を小惑星から守っていたことを聞かされる。木星の必要性について議論される中、地球に小惑星が衝突しそうになり間一髪で金星が警告して救う。しかし太陽はXの意見を尊重する。太陽系の危機にガニメデが立ち上がり、Xに挑戦し勝ったら木星を戻すと宣戦布告する。
- Goddess of beauty(美の女神) by (水星)、地球、土星、
- Goddess of Iove(愛の女神) by 火星
- My Lady(お嬢さん) by 水星、地球
- Earthling Killer(地球人殺し) by 地球、火星
- Giant ball of acid rain and volcanoes(酸性雨と火山の巨大なボール) by 水星
- Mean hot rock(意地悪な熱い岩) by 水星
- Melting trash planet(溶けたゴミ惑星) by 水星
- Mr. Venus(金星さん) by 水星、火星
- Poet(詩人) by 火星
- Best Friend(親友) by 地球
- Earth 2.0(地球二号) by 自称
- Lord Venus(金星殿) by エリス(ゲーム内)
- 金星はSolarBallsでは大気が描かれていない。これは金星をかっこよく見せるためらしい。
- 金星は元ネタの神/女神とは性別が逆である。
- 金星は地球と違って過去をよく覚えている。