概要
漫画『機動戦士ガンダムN-EXTREME』の主人公勢力の機体群及び、ゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 XBOOST』のプレイアブル機体。
現在5番機まで製造されているが、現存しているのは4機の模様。
エクスプロージョン
型式番号 | GNEX-005E |
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全高 | 18.76m |
重量 | 不明 |
所属 | G-ガーディアンズ |
パイロット | アマギ・サイ |
ネクストリームの最新型であり5番機つまりは末っ子。4機の中では最新の前衛機で、様々な機能が追加されている。4番機「ザナドゥ」とは兄弟機にあたる。由来は「爆発」を意味する英単語(Explosion)から。機体のカラーリングは主人公然としたトリコロールを基調としていて、各所の発光色はイエロー(オレンジ)となっている。
超近接白兵戦仕様となっており、フィールドバリアで覆われた拳による打撃兵装の「ボマーナックル」や、あらゆるものを斬り捨てる日本刀の様な近接斬撃武装「RAIKIRI Sword」で立ちふさがるものは何物にもかかわらず全て破壊していくのがこの機体のコンセプトである。
RAIKIRI Swordなど各種武装は「バックウエポンシステム」に内蔵されているが、一定時間、機体性能が強化される「覚醒」機能を有しており、発動時にはフレームが展開して「E」の字に見える発光が展開される。
ボマーナックルで使用する超小型爆薬を周囲に散布し爆発によるバリエーション攻撃を披露する事から「爆弾魔(ボマー)」の異名を持っている。
- ゲームでの性能
コスト | 3000 |
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メイン | RAIKIRI Sword【衝撃波】 |
チャージ射撃 | Eユニット【ハイメガキャノン】 |
格闘 | RAIKIRI Sword |
サブ射撃 | ダガー・ファンネル |
特殊射撃 | ボマーナックル【前方爆発】/【後方爆発】/【周囲火柱】 |
特殊格闘 | ボマーナックル【連続攻撃】/【ジャンプ格闘】/【移動格闘】 |
バーストアタック | バスター・ライトニング・ソード/バスター・ライトニング・ランチャー |
2022年3月17日に3000コスト機体として実装。スタービルドストライクガンダム以来の3000コスト機体となっている。
格闘機ではあるが実際はそこまで切り込み性能は高くないが代わりに(足が止まるものが大半なものの)いくつかの射撃武装を持っており、前線で敵と見合いながら隙をついて斬り込む格闘寄り万能機のような立ち回りになる機体となっている。
しかし武装が
●ボマーナックルから八本の火柱発生させたり、Eユニットから爆風を発生させるハイメガキャノンを発射させたりと広範囲攻撃が充実。
●ボマーナックルの武装には目の前爆発の攻撃用と後方爆発の移動用と使いわけれるものがあるが、攻撃用の目の前爆発は発生が早すぎて人間には対処不可。
●跳び上がりが機敏で、接地高度も良好なピョン格可能。おかげで着地が取りにくかったり上空へ緊急離脱されたりと追いつけない。
●EXバースト中は一部格闘攻撃に電撃のエフェクトを伴う追加攻撃が発生し、ダメージが向上。FバーストでのコンボダメージはGガン系クラスの破壊力、ダメージ上昇効果のなくなったMバーストでも大ダメージ。
と、そのどれもが恐ろしい性能をしている。
そのピョン格で相手の視点をイジリながら撹乱しながら間合いを詰めて良し、広範囲武装で待ち戦法しても良しという脅威の性能となっている。あえて弱点をあげるならタイマン状態こそ強いが二体一の状況には他高コストと比べて不得手という事だろう。しかし前述の通り待ち戦法もできるので対策必須かつ対策困難な機体となっている。
さすがに強すぎたのか参戦して約半月後に緊急の下方が入り、いくつかの広範囲武装が弱体化させられてしまった。とは言え、RAIKIRI Swordの衝撃波等々格闘重視機体にしては射撃武装が優秀すぎてしまい、後々再下方が施されている。
ザナドゥ
型式番号 | GNEX-004X |
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全高 | 18.05m |
重量 | 不明 |
所属 | G-ガーディアンズ |
パイロット | エビハラ・チカゲ |
ネクストリームの4番機で、後衛援護型の中遠距離射撃機。由来は「桃源郷」と訳される英単語(Xanadu)から。
5番機「エクスプロージョン」の兄弟機であり、意匠は酷似している部分が多い。
元々近接格闘タイプの支援型として中遠距離をサポートする役割として開発されており、エクスプロージョンに装備されていない機能をすべて有している。機体のカラーリングは主人公然とした白とオレンジを基調としていて、各所の発光色はライトブルーとなっている。
射撃機能に特化した「Xユニット」を装備し、サイコミュの機能は無いが、その分強力な射撃と防御機能を有している。
また、超長距離射撃用可変支援ユニット「X-DOLL」を装備する事が可能で、機体の雰囲気はこのガンダムに非常に似ている。
基本的に超長距離ビーム砲の「ライフルモード」と近距離支援形態としてガトリング、マイクロミサイルと言った広範囲支援武装を備えた「MAモード」のAI自動支援を状況により使い分ける事で、ザナドゥの欠点となる部分をサポートする。
- ゲームでの性能
コスト | 2000 |
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メイン | 専用ビームライフル |
チャージ射撃 | Xユニット【Xビーム】 |
格闘 | ビームサーベル |
サブ射撃 | X-DOLL 呼出/X-DOLL【ライフルモード】 |
特殊射撃 | バスター・レールキャノン |
特殊格闘 | Xユニット【ブーストモード】 |
バーストアタック | Xユニット【ブーストモード(限界出力)】 |
エクスプロージョンとともに参戦、2000コストの射撃寄り万能機として実装された。
X-DOLLを使った降りテクを持つが、実際は自衛面に難がある部分がある為、脆さはコスト相応。
しかし威力80のメイン射撃、威力260のゲロビ持ちと同コスト帯はおろか最上位コスト射撃機体を比較対象としなければならないほどの高火力射撃。他にもX-DOLLはレバーの有無で4種のアクションで援護射撃を行うので射撃戦のバリエーションは豊富、また極太ビームかランダムシュートのどちらかに派生するXユニット展開の急接近、高速切り抜けを連続で繰り出すためコンボ妨害されにくい格闘を持っているため、ちょっとでも放置すれば試合をひっくり返されかねない。
その戦闘スタイルゆえ単独では動きにくいが、前線で注意を引いてくれる相方(例として豊富な格闘武装とタイマン性能で荒らすエピオン等、当然エクスプロージョンとの原作コンビも脅威)が居たのならその性能を十二分にできる機体となっている。
さすがに強力すぎたのか、エクスプロージョンと同日、こちらにも下方修正が入り、ゲロビのリロード速度が大幅に増やされてしまった。
ヴィシャス
型式番号 | GNEX-002V |
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全高 | 19.01m |
重量 | 不明 |
所属 | G-ガーディアンズ |
パイロット | バルカ・ニル |
ネクストリームの2番機で、後発機体に実装されている分離可能な「バックウエポンシステム」は未実装だが、機体各所に多彩な武装と秘められた機能を有しており、パイロットのバルカ・ニルによる独自のチューニングと操作技術も加わり、他のネクストリームを凌駕する機体となっている。名前の由来は「危険な」「悪意ある」「不道徳」を意味する英単語(Vicious)から。青みがかった黒い機体色から如何にも悪魔感や悪役オーラが出ているが、ちゃんとした味方である。各所の発光色は赤色となっている。
主武装である双鎌「ビーム・ウォーサイス」の他に、可変機構を有しており、MA形態「ドラゴンモード」へ変形可能。
装背面のVウイングは他の機体同様に「V」の字状に紅く発光する。
- ゲームでの性能
コスト | 2500 |
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メイン | 腕部ガトリング |
格闘 | ビーム・ウォーサイス |
サブ射撃 | テール・ロッド【叩き付け】/【薙ぎ払い】 |
特殊射撃 | メガキャノン |
特殊格闘 | ビーム・ウォーサイス【最大出力】 |
バーストアタック | Vユニット【ツイン・ウォーサイス(限界出力)】 |
2500コストの可変万能機。変形コマンドを入力するとドラゴンモードになって飛行可能。また、後格闘にも弾数付きの武装を持ち、ドラゴンモードに変形して周囲に衝撃「ドラゴンロア」を放つ。これは出始めにスパアマがあるので咄嗟の迎撃や起き攻めに有効(ただしキャンセル不可なので態勢次第では追撃しにくい)。
一応、この機体は公式では格闘寄り機体として紹介されているが、実際はそこまで切り込む性能は高くなく、格闘特化機体のように強引な攻めは不得手。
しかし、変形中のメイン射撃で放つ上下誘導に優れた火球に、同じく変形中のサブ射撃や特殊格闘での弾幕張り等、変形中に優秀な射撃武装も数多く備えている。また他格闘機に劣るとは言っても、咄嗟の迎撃能力やダウンした相手への起き攻め能力は非常に高い。ゆえに遠近どちらでも戦える。
適性距離的な穴は無い一方で、他可変機と比べ特殊変形コマンドでのムーブ性が無く、降りテク等がないので立ち回りが硬くなりやすいのが難点。
スプレマシー
型式番号 | GNEX-003S |
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全高 | 18.1m |
重量 | 不明 |
所属 | G-ガーディアンズ |
パイロット | ダンテ・D・ワーズロード |
ネクストリームの3番機。機動力を生かした軽量型の特殊支援機。 名前の由来は『優位』『至高』『支配』意味する英単語(Supremacy)から。紫と白を基調としており、赤や黄色などが指し色として使われていて、忍者の具足のように太もも辺りが太く、脛に当たる部分が細くなっている。また、各所の発光色はグリーンで神秘的且つ幻想的な印象を与える。
主武装は投擲武器でもあり近接兵器でもある「Sリング」。取り外すと「ビームリングスライサー」として様々な軌道から多角的に相手を攻撃する主力武装となる。また、中央から2つに分離する事で鎌の様な片刃の「ビームショーテル」としても使用可能。
別次元からの物体召喚や瞬間移動等を可能にする時空間操作能力を持つ。
背部のウエポンシステムはS字に展開する「Sリングユニット」を装備。機体の特殊さからユニットは2つ装備されている。
- ゲームでの性能
コスト | 1500 |
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メイン | ビームクナイ |
チャージ射撃 | ビームクナイ【分身投擲】 |
格闘 | ビームサーベル |
サブ射撃 | ビームカルトロップ【投擲】 |
特殊射撃 | ビームリングスライサー |
特殊格闘 | Sユニット【連続攻撃】 |
バーストアタック | Sユニット【ビームリングスライサー(限界出力)】 |
ヴィシャスと同時に参戦、本作初の追加プレイアブルとなった1500コスト。
時空間操作能力を活用した分身乱撃の格闘アクションやメイン射撃で投擲する三本のビームクナイや目の前に大量にばら撒くビームカルトロップ等の忍者のようなアクション(火遁の術、土遁の術、風遁の術)が特徴。特に風遁の術はモーションも相まって、某奇妙な冒険に登場する風のモードを操る彼の必殺技「神砂嵐」とファンの間で親しまれている。
この機体の特徴として、後格闘を入力すると後ろ方向に飛び上がり(一瞬だけ誘導切り効果あり)、追加入力で地上に急降下するという特殊アクションがある。ただし素のブースト量は1500コストゆえに低く、この特殊アクションで結構な分を消費するので過信は禁物。
公式設定では支援機だが、実際のゲームでは近接戦特化機体。ビームクナイの3way投擲や分身しながらの9本投げ、まとめて複数投げるビームカルトロップ等の引っ掛けやすい武装が充実しており、擬似タイマン状態に強く、敵を分断可能なコンボや高い格闘ダメージを持つ。
反面、中距離以降の射撃戦は不得手。また、特殊移動や凶悪な伸びを誇る格闘もないので相手を追いかけるのは苦労する。ゆえにあえて距離を取りつつスプレマシーの相方に攻撃を集中させると苦しくなる。逆に言えば、近づいてしまえば先述のように1500コスト随一の近接能力を遺憾なく発揮できることから、得意と不得意がハッキリした機体でもある。
なお主力のビームカルトロップは投げてる途中に相手に当たるか、追加入力もしくは時間経過で爆発するのだが全弾爆発した後でないとリロードは開始されない。当たらないと思ったら早めに起爆させる必要もある。
余談
EXTREME VS.シリーズに参戦した4機には専用のオリジナルBGMが用意されたりと演出方面でも優遇されているのが窺える。
ネクストリームガンダム4機の頭文字を並べると
●EXPLOSION
●XANADU
●VICIOUS
●SUPREMACY
と、EXTREME VS.シリーズの略称である『EXVS』になる。