概要
PS2ゲーム『遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズⅡ 継承されし記憶』に登場したゲームオリジナルモンスターの1体。
ゲーム内での正式なカード名表記は「N・U・L・L」となっている。
ヌルとは0や無を意味する言葉だが、海外版におけるこのモンスターの英語名(Carat Idol)にはそういった要素は見られない。
英語名の意味はこのモンスターの姿などを総合的に考えると、遊戯王OCGに存在するカードで言うなら「黄金の邪神像」に近いものになるかと思われる。
カードテキスト
効果モンスター
生態:表向き守備表示で自ターンを迎えると、すべてのカードが「NULL」に1マス引き寄せられる!
死亡:バトルで破壊されると、1マス範囲内をウイルス地形に変化!
「生態」の効果によってこのモンスターに引き寄せられたカードは、移動することによって強制的に攻撃表示に変更されることになる。
なお「死亡」の効果は旧神族の共通効果であり、攻守ともに高いこのモンスターでは発揮しにくい効果となる。
解説
『パーフェクトルール』の一つとしてカードをチェスの駒のように進めてデュエルするという『継承されし記憶』ならではの効果となっている。
ちなみに同ゲームでは全部で11種類存在する旧神族以外にも様々なゲームオリジナルモンスターが新たに登場しており、それらは殆どが何らかの形でOCG化しているのだが、このモンスターと『モスの幼生』と『モスのさなぎ』が2025年現在もOCG化していないという憂き目に遭っている。
旧神族のモンスターはOCG化の際に全て既存の別の種族に変更されており、このモンスターは機械族・岩石族・天使族などの様々な種族に分類され得る姿をしているため、今後の動向が注目されている。
関連タグ
遮光器土偶:このモンスターのモデルになっていると思われる存在で、デッキリーダーにした時の台詞に「シャコゥ…」や「ドグゥ…」といったものがあるので間違いないだろう。
遊戯王OCGにはこのモンスター以外にもオレイカルコス・シュノロスや先史遺産マッドゴーレム・シャコウキなどの遮光器土偶をモチーフとしたモンスターが複数体存在している。