原作からの相違点
原作から大幅なカットやアレンジがなされた本作だが、
彼もその例に漏れず、100年間生きてきた貫禄を感じさせながらも、それを感じさせない美しさ、強さを兼ね備えた魔王というイメージのある原作に対し、本作では田中信夫氏の怪演も相まって、100年もの間、数多の人命を奪って生き永らえてきた凶悪な化け物というイメージが強くなっている。
特に、承太郎と繰り広げた最終決戦では、
- トラックや船を投げつける
- 列車に承太郎諸共突っ込み、その場にいた乗客を惨殺(これにより、承太郎がDIOに抱く怒りや憎しみの感情が原作よりも強くなっている)
- タンクローリーで承太郎に奇襲をかけ、押しつぶすと共に大爆発を起こす
など、原作以上に凄まじいスケールの大乱闘を繰り広げている。
これは原作者の荒木先生から、
『ドラゴンボールZのような、男と男の魂のぶつかり合いを描いてほしい』との要望があった為であり、当初は頭脳戦が中心になる予定だった。