概要
2009年に当時ドイツの5部リーグに所属していたSSVマルクランシュタットというクラブをレッドブルが買収し誕生した。
レッドブルは他にも各国でサッカークラブを運営しており、ライプツィヒは4クラブ目。これまでのクラブはオーストリアのレッドブル・ザルツブルクなどレッドブルという企業名をクラブ名に取り入れていたが、ドイツではこれが原則として禁止されている(バイエル・レバークーゼンはこの規則ができる前からの名称なのでOK)。なのでRasenBallsport(芝生球技)という造語をつけることで、レッドブルの略称RBをクラブ名としつつ、規則違反を回避している。
潤沢な資金を背景に瞬く間に下部リーグを駆け上がり、2015-16シーズンに2部で2位となり、買収からわずか7年で5部からブンデスリーガ1部への昇格を達成した。2016-17シーズンは昇格1年目ながら2位と大躍進を遂げ、UEFAチャンピオンズリーグの出場権を獲得。その後も安定して上位につけており、2021-22シーズンにはDFBポカールで優勝し昇格後初タイトルを獲得。だがドイツの絶対王者バイエルン・ミュンヘンの牙城は高く、リーグ優勝は果たせていない。
特徴
例外もあるが基本的にベテランではなく若手を獲得目標として絞り込んでおり、各国からスター候補となる若手を獲得し育成する方針を掲げている。ただしそのためには金に糸目は付けず毎年のように巨額の移籍金を費やしており、またトレーニング設備やユース施設などハード面への投資も積極的に行っている。
いわば金の力で成り上がった新興クラブであるため、自クラブ以外、特に歴史と伝統を重んじるサポーターからの評判はすこぶる悪い。ある試合ではレッドブルのロゴマークである牛の首がピッチに投げ入れられたことすらあった。