ストーリー
容姿端麗・頭脳明晰という完璧スペックを地で行く嘘のようなお嬢様・架場シノ。大森ユウはそんなシノを影で支える執事であり同級生。そんな二人が織りなす見習い執事×ワガママお嬢様ラブコメ、ついに始動!!最後の1ページまで見逃し注意な話題作、開幕―――!!
…ここまではラブコメでありがちな内容だが、話の中盤で執事の少年がいきなりトラックに強くぶつかり身体がバラバラになってしまうという急展開が。そのトラックに乗っていた運転手の男が…。
「映画公開に合わせてメッチャ久々に来たけど、やっぱ日本は平和でいいね」
「俺ちゃん、ジャンプにカムバックだぜ」
唖然している読者に向けてドヤ顔で言ってくるデッドプールだった。
すると、大森ユウはカマキリのような怪人「蟲」に正体を現し、デッドプールと戦闘を開始した。
カマキリ怪人がデッドプールに追い詰められ、食い殺してきた女性達のアクセサリーで換金された金で見逃して欲しいと命乞いをした。
まだ換金されてないアクセの中に、写真が入っているロケットペンダントがあり、その被害者の両親である依頼人の事を思い出していた。
デッドプールはカマキリ怪人に銃を向けて「俺ちゃん、キャッシュレス決済しか対応してないんだ」と言う遠回しの依頼人の心情を優先する発言をした。
逃走しようとしたカマキリ怪人にトドメを刺すために、小さいポケットからガトリング砲を取り出し(本人曰く「友達から借りパクした」)、砲撃をした。
その直後、ユウに会いたくて探していたシノが現れ、カマキリ怪人の死体を見て驚いた(まさか少年執事と怪人が同一人物だと思えないのが無理だが)。
カマキリ怪人を倒したデッドプールは立ち去り際に「それじゃあ始めるとしますか」と呟くと、涙目に怯えるシノは「あなた誰…始めるって何を…?」と聞く。
彼女の後ろの壁の撃ち抜かれた弾の穴にこう書かれていた。
「デッドプールSAMURAIセカンドシーズン」
余談・思考
ここまで読んで既にお気づきの方はいると思うが、「Secret★Steward」と言う作品は「デッドプールSAMURAI」の続編第1話で行われたサムネ詐欺マンガであった。ニセマンガの扉絵には原作出版社の「MARVEL」の著作権表示が無い等という手の込んだ細工もされている。17話目が配信後はサムネがデッドプールに差し変わっていた。
感想コメントの一部の読者からは「クソラブコメ」等という散々なコメントが書き込まれているが、中盤でデッドプールがまさか現れるとは恐らく誰もほぼいなかったであろう(ただし、あらすじの「最後の1ページまで見逃し注意な話題作」と言う謳い文句の文面が書かれていた為、途中でどんでん返しが起こる事は予想ができたであろう)。
ニセ主人公の大森ユウの正体が人間に擬態した化け物で犯罪行為を行っていた事は確かであろうが、シノに関しての想いが何処までが本音なのかは不明(もしかしたら、お嬢様であるシノもターゲットとして狙っていた可能性があったかもしれない。シノはこのまま何も知らない方が良いのかもしれない)。キャラデザ的にシノが1話限りのゲストキャラは勿体ないと言う声もあるとかないとか。
2シーズンのいいジャン!の画面では、「某エスパー少女」になっていた。
映画の制作会社である20世紀フォックスがディズニーの傘下になった為か、この話のどこかに隠れミッキーがあるという報告もあるので探してみるといいだろう。
このサムネ詐欺は、「デッドプール&ウルヴァリンは別映画の宣伝として劇場に向かったら急にデッドプールが流れ始めるのをやりたかったが断念した」のが元ネタらしい。
また、デッドプールが何故か再び(読み切り版やこれを含めると4度目)日本に来日しているが、次の回の回想で、前シーズンで知り合った相棒のサクラスパイダーがヤクザに捕まり射殺されるという映像をアイアンマンことトニー・スタークを通じて見て知り、その救助と報復に向かっていたのであった(ただし、捕まっていた人物は始終シルエット姿であるため、本当に本人かは不明)。辻褄合わせをするなら、日本に到着後に(アイアンマンから聞いた住所にある)住処に向かってる途中に今回の依頼人に偶然出会い、依頼を受けて今回の一件が起こったのである。つまり、2シーズン本編の前日談にあたると思われる。
<というわけで、第16話のあらすじはここまでだから、俺ちゃんは作者の知らない間に本場で知名度を上げた日本の相棒を助けに行くから、引き続き応援してくれよな!またな!