曖昧さ回避
- イタリア語とスペイン語で数字の1。読みは「ウノ」。
- 上記に由来するカードゲーム。本項ではこれについて記述する。
- 日本の化粧品メーカー資生堂の男性向け化粧品のブランド。読みは「ウーノ」。ヘアカラー、整髪料、洗顔料関連、あぶらとり紙、頭髪・体毛用はさみ、化粧水などがある。
概要
正式表記は「UNO」。
2021年現在はマテルの商標となっており、名称は先述の数字の1に由来する。
1971年に発売されてから世界各国で普及している。
わかりやすいルールかつ大人数でもプレイできるため、日本でも長くホームパーティーや修学旅行時などでの定番となっている。
遊び方
赤、青、黄、緑それぞれ4色の0〜9までの数字カードと特殊カード、そして色指定のない記号カードを使用する。
- 配られた7枚の手札を順番に、規則通りに1枚ずつ出していく。場の札の色が同じ或いは、数字が同じなら該当。特殊カードによっては出せるのもある。出せない場合は1枚山のカードから引く。
- 手札が1枚となった時に「ウノ」と宣言しなければならない。そして最後の1枚を出せば勝ち。その際、相手の手札により得点(下記)が与えられる。
2016年3月に初の公式ルール改正が行われ、新しく4枚の特殊カードが追加されたリニューアル版なども発売された。
カードの種類
得点は1枚につき数字カードは数字の通り、記号カードは特殊系(スキップ・リバース・ドロー2)が20点、ワイルド系(ワイルド・ワイルドドロー4・シャッフルワイルド・白いワイルド)が50点。
在来のカード
以下の15種108枚。
- 数字:0〜9までの10種類。0は各色1枚ずつ、1〜9は各色2枚ずつの計76枚。
- スキップ:次の手番のプレイヤーの手番をスキップさせる。各色2枚ずつの8枚。
- リバース:カードを出す順序を反転させる。各色2枚ずつの8枚。
- ドロー2:次の手番のプレイヤーに山札を2枚ドローさせる。各色2枚ずつの8枚。
- ワイルド:場札の色・数字の状況不問で出すことができ、出したプレイヤーは次の手番からの場のカードの色を指定できる。4枚。
- ワイルドドロー4:ワイルドの効果とともに、次の手番のプレイヤーに山札を4枚ドローさせる。4枚。但し、下記の通り他に出せる札がある場合に出すのは違反となる。
2016年に追加されたカード
以下の2種4枚。これで1セットが108枚から112枚になった。
- シャッフルワイルド:出した人を親にして全プレイヤーの手札をまとめてシャッフルして配り直すとともに、ワイルドの効果を伴う。1枚。
- 白いワイルド:予め好きなルールを書いておき、プレイ中はその効果が発動するとともにワイルドの効果を伴う。3枚。
******案外知られていない公式ルール
- 最初に各自1枚カードを引いて、数字の大きいプレイヤーが「親」となる。
- このプレイヤーが全員にカードを配り、場に1枚カードを出す。
- 順番は時計回りで、最初の手番は「親」の次の人から。
- 当然、場に出たカードの影響を受け、スキップの場合はその次の手番のプレイヤーからとなり、ドロー2なら最初の人はカードを2枚引かされる。ワイルドの場合は引かされずに好きな色を指定できる。リバースなら親から反時計回りにスタート。
- ワイルドドロー4の場合は山札に戻し、別のカードを山札から場に出してスタート。
- …だったが、2022年時点の現行ルールでは、数字以外であった場合は全てワイルドドロー4と同様の取り扱いとするように改められている。
- 自分の手番で出せる手札がなく山札から引いたカードが出せるものである場合は、すぐに場に出すこともできる。
- また、出せる手札がある場合でも戦術として山札を引いてもよく、この時も引いたカードが出せるものであった場合はその場で出すことができる(例:場に赤9が出ていて手札に赤0がある状況で、敢えて山札を引いて、それが黄9であった場合)。
- ドロー2・ワイルドドロー4は、次の相手にカードを指定枚数引かせるが、その相手はカードを出すことが出来ないまま手番が終了する。これにより、ドロー系のカードは複数を重ねて出すことはできない。
- (公式ルールは上記の通りだが、ローカルルールでは重ねがけを認めている場合も存在する)。
- ワイルドドロー4は、好きな色を指定して出せる上、次の相手に4枚引かせるが、場と同じ色や数字・記号、そして他のワイルド系カードといった、他に出せるカードを持っていると出せない(同じ色のみが対象の場合もある)。この時、知らぬふりをして出すことはできるが、相手が「本来出せるカードがあるのでは」と疑えば「チャレンジ」コールで手札の確認ができる。
- 他に出せる手札があった(嘘をついていた)場合は、逆にワイルドドロー4を出したプレイヤーが罰則として4枚引かされる。もちろん、出したつもりだったワイルドドロー4は手札に戻され、出し直しとなる。
- 他に出せる手札がなかった場合は、疑った罰としてカードを追加で2枚(計6枚)引かされる。チャレンジに失敗した時のダメージの方が成功した時のダメージより大きい点に注意。
- (ローカルルールでワイルドドロー4の重ねがけが認められている場合は、最後にワイルドドロー4を捨てた人がチャレンジの対象となる、此の場合は累積枚数に準じた罰則が適用される)
- 記号カードであがることも可能。
- 上がったときのカードがドロー2・ワイルドドロー4であった場合
- 誰か1人の手札がなくなった時点でラウンド終了。1人が勝者、他全員が敗者である。この時、勝者は敗者の手札について上記のカードの得点に基づいてポイントを獲得し、次のラウンドへ進む。そして誰かが500点を獲得した時点でゲーム終了となる。
関連イラスト
あるある
外部リンク
関連項目
トランプ:UNOの原形となるゲーム「アメリカンページワン」「クレイジーエイト」がある。
ラストカード:任天堂のビデオゲーム『世界のアソビ大全51』に収録されているUNOライクのカードゲーム。