概要
VF-19Fエクスカリバーをベースに、固定火器の強化を行った機体。
主翼が前進翼に戻され、カナード翼や脚部ベントラルフィンが増設されるなど、YF-19やVF-19改に近い仕様に変更されている他、肩部にも着脱可能なベントラルフィンが追加されている。
頭部はセンサー系強化のために全面透過型バイザーを採用。バイザーの下には複数のセンサーやカメラアイが並んでいる。
熱気バサラは惑星ゾラの銀河パトロール隊に評価試験用に一機だけ配備されていた機体をゾラ近傍を回遊する銀河クジラに歌を聴かせる為に運用。その際、通常のコンソールを採用した機体でありながらギターを演奏しながら操縦してみせた。
なお、この機体は肩部のベントラルフィンに銀河クジラの研究者ローレンスが考案した時空共振スピーカーユニットを装備する。性能は原形機であり、イサム・ダイソンが乗るまで幾人もの犠牲者を出したYF-19とほぼ同じ。そんな化け物機体をバサラはギター越しに操縦していた。
パトロール隊仕様の機体は本来のカラーリングは白を主体に赤のラインが配されていた物だったが、銀河クジラから発せられた赤い花粉を浴びた際に真っ赤に染まっており(この際バトロイド時に格納されている部位は赤くなっておらず、ファイター及びガウォーク形態では赤と白のツートンカラーとなる)、また頭部センサーを拭った際に偶然にも目と口を持つ「顔」が現れ、VF-19改を思わせる外見となった。
銀河クジラの一件の後、バサラは機体を拝借し、その請求をレイ・ラブロックに投げた上で放浪の旅へ出ている。