概要
かつて存在したヴィジュアル系ロックバンドのJanne Da Arcのボーカリストであり、AcidBlackCherryでソロ活動をしているシンガーソングライター。
その音楽性の高さにより多くのフォロワーを生み出している、ヴィジュアル系を代表する傑物。
ブームがとうに過ぎ去り、CDが売れない昨今の情勢の中で安定したセールスを実現している。
ただし、2017年8月以降は体調不良によりすべての音楽活動を休止中。
音楽性
ハードロックを軸に切なさや物悲しさを感じさせるメロディアスな歌を乗せた曲が多い。
BOØWYなどに影響を受けたとされるが、ロックだけでなく歌謡曲にも強く影響されており、メロディアスな曲が多い傾向にある。
世間的には『月光花』のイメージが強く、実際ある面では間違いではないが、
メジャーキーの明るく前向きな曲、あるいは少し堕落したような作風も得意であり、
Janne Da Arc時代、Acid Black Cherry時代にもそういった曲が数多く存在する。
pixivユーザー、というかモンハンプレイヤー的には「DRAGON CARNIVAL」が有名かもしれない。
かつて(Janne Da Arc初期)は作詞に力点を置いていなかったが、現在では複数の曲のむしろ歌詞に一貫した物語性を持たせるほど拘る傾向にあり、重視する方針に切り替えている。
歌手として
ヴォーカリストとしては、力強いハイトーンボイスが何よりも特徴。
ライブ環境でも安定したピッチを保つが、本人はステージパフォーマンスや、いわゆる「ライブ感」を大事にしており、客をどれだけ楽しませるか、という点に特に強い拘りを持つ。
Janne Da Arc
ボーカルを務めたJanne Da Arc時代は最も多くの曲を作詞・作曲しており、メンバーの中心となる存在だった。
しかしながら、yasuのプロ意識の高さに対して、メンバーが追いついていかないことが大きな原因となったからか、活動は休止。
(実際は休止のはっきりとした理由は明言されていないが、メンバーの解散時のコメントなどから察することはできる)
以降はPCからJanne Da Arcの音源を全て削除し、気持ちを切り替えてAcid Black Cherryの活動に専念している。
ちなみに、Jannne Da Arcのインディーズ時代~メジャー中期くらいまでは所謂ヴィジュアル系然とした濃いメイクだったが、徐々にメイクが薄くなっている。
詳しくは「Janne Da Arc」参照。
Acid Black Cherry
ソロプロジェクト「Acid Black Cherry」では歌・作曲の他、サウンドプロデュース全般を手掛けている。
複雑なスラップフレーズの曲も、わざわざ教則DVDを買ってベースを練習し、デモテープに収録する拘りようである。
ただし実際の楽器演奏はサポートメンバーに任せており、演奏についての裁量は任せている模様。
初期には「Janne Da Arcっぽい」と言われることを嫌っていたが、早い段階でそういった拘りは捨てており、自ら「この曲、Janne Da Arcっぽいでしょ?」と言えるほどになっている。
コンセプトアルバム「L-エル-」では、主人公の女の子「エル」の悲劇的な生涯を描いた絵本形式の小冊子を執筆・同封。
アルバム曲も大筋で彼女の人生に沿うような内容で纏められている。
これは後に広瀬アリス主演で映画化されており、舞台挨拶にも顔を出している。
詳しくは「AcidBlackCherry」参照。
hydeとの関係
彼を語る上で、hydeの大ファンであることは欠かせないことだろう。
「ダイヤモンドヴァージン」以降の自身の楽曲はhydeへの愛を歌っていると表現するほどである。
hydeも後によき友人と認められ、飲みに行く仲であるとのこと。
hydeの主催するバンド「HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA」に参加したことも。
ちなみに、ヴィジュアル系と呼ばれることを避けた経歴の有るhydeに対して、時が経つにつれてヴィジュアル系である意識を強くしたyasuは対照的である。