概要
オーストラリアの鉄道会社「メトロ・トレインズ・メルボルン」が2012年秋に展開した「鉄道安全キャンペーン」の一環として公開したアニメCM。Youtubeなどを通じて大々的に流行し、死亡事故は前年比で21%減少させることに成功したという。
Dumbは「バカな」という形容詞なのでタイトルの訳は「バカな死に方」となる。
内容
カラフルな丸い体に細い手足が生えた見た目をしているさまざまなキャラクターが次々とタイトルにあるような「バカな死に方」を実演していく。具体的には、「自分の頭に火を放つ」「クマにちょっかいを出す」といったものから始まり、「トースターのトーストをフォークで取り出しにかかる(感電死のリスク大)」「殺人鬼(CM中ではジェイソンらしきお面をつけ、ツメとチェーンソーで武装したキャラクターだった)を家の中に通す」「瞬間接着剤を呑む」、挙句の果てには「明らかに押しちゃダメっぽいボタンを押して核爆発を起こす」というものまで、実にバリエーションに富む。「バカな死に方」を4通り程度紹介した後、「バカな死に方だろう?でも、バカな死に方はいっぱいあるんだ」と英語で歌い上げる。
これを数回繰り返した後、最後に「Dumbest ways to die」、もとい「最も愚かな死に方」が紹介されるのだが、それらが全て「駅で実際に起きた死亡事故の死因」になっているというもの(具体的には、「ホームの端に立っていて転落し、列車と接触」「踏切が開くのを待ちきれず強行突破を図り横から列車に衝突される」「風船を追って線路を横切り反対のホームに渡ろうとして奥から来た列車と衝突」の3つ)。これを通じて駅構内での危険行為に警鐘を鳴らすという内容である。
動画
2021年1月現在、再生会数は2億回を突破した。
スマホゲーム化
2014年8月、iOS及びAndroidでこのCMを基にしたスマホゲームの提供が開始された。
制限時間内に、指示に沿ったタップやスワイプなどをして課題をクリアし、ポイントを稼ぐことを目指す、メイドインワリオシリーズに似たシステムである。現在は「3」まで公開されている。
また、他にも「Dumb Ways to Draw」、「Dumb Ways to Dash!」、「Dumb Ways JR」(こちらは子供向けのためグロ要素は一切ない)等の公式派生もある。