俺の名を言ってみろ! — ヤマトモ
エージェント・"マトモじゃない"— 狭間研究助手
滑稽。 — 黒瀬博士
なお、よく間違われるが彼の名前は"山本"ではなくヤマ「トモ」である。
概要
財団日本支部のフィールドエージェントで、クリアランスレベルは2。
職務は異常性物体の発見・初期収容を行うエンジニアであり、何故か職員を恐怖させるとも書かれている。
主な所在は東アジア圏内の初期収容任務地と幅広く、日本国外にいることもあるようだ。他には階段の下の暗がり、押入れの隙間、お前の後ろなど、おばけが潜んでいそうな場所に居るらしい。
ほらあなたの後ろにも……
記憶障害を持っており、後頭部を殴られると数分間の記憶が飛んでしまう。そのため、職員達(特にイトクリ医師)からは、面白半分にPクラス記憶処理と称していつも頭を殴られる。「ヤマトモを殴っていい時のリスト」というブライト博士の禁止リストめいたものも存在する(後述)。
容姿
身長不定、体重205kg。全身真っ黒で、イラストではフードの付いた衣服を着ていることが多い。同じく真っ黒でのっぺらぼうなマスクを着用しており、表情によってニタニタと笑う歯が見えたりする。暗がりにいるともはや歯しか見えない。希望すればマスクを外してもらえるようだが、[二重検閲済み]されるほど酷い傷跡があるらしく、目撃した人を恐慌状態へ陥らせるほど。
身長不定というのは伸縮自在な機械仕掛けの義手義足によるもので、3m超に伸びていたり、人間が入れないような隙間にいるのを職員に目撃されている。収容エンジニアではあるものの、暗所や隙間に潜んでの奇襲や潜入を得意としている。
先述の義肢により人外じみた動きをするため"暗闇の中の異次元空間から自在に出入り出来る"、"NINJAの末裔である"という噂がまことしやかに囁かれているが、そんなことは一切無い(他に忍者のエージェントは存在するが)。
また見た目や性質から"黒い人"、"影男"、"怪人"、"化物"、"妖怪"、"亡霊"、"変態"、"スレンダーマン"、"オートマータ"、"ポンコツ"、"失敗作"、"収容対象"、"収容違反"、"人型オブジェクト"、"オブジェクト型の人"、"トモえもん"、"まっくろくろすけ"、"ダークマター"、"████"、"[罵倒]"と呼ばれている。最後の二つ何があった。
外見の不気味さによらず本人の性格は到って温厚で、財団職員やその関係者には友好的。
来歴
201█年に「不審な存在が異常性オブジェクトを回収している」との通報により発見された。危うく新種のオブジェクトとして収容されかけたが、発見当時に数十点の異常性質を持つアイテムを収集しており、その回収能力と独自の収容方法が注目され財団職員としてスカウトされた。そりゃあオブジェクトだと思われるよ。
ヤマトモを殴っていいときのリスト
エージェント・ヤマトモは記憶処理剤が効きにくく、頭をブン殴ることで記憶処理をしているので、このようなリストが作られている。中には「記憶処理関係なく殴られてね?」というものもちらほら。
- ミーム汚染された時
- ミーム汚染されたかどうか判らない時
- ミーム感染するオブジェクトでは無いが念のために
- 業務のために通常のクリアランスレベル以上のデータにアクセスした後の記憶処理
- 身体検査を強行突破しようとした時
- 暗所から声をかけられた時
- 飛んだ記憶の量で戦闘力を計測する時
殴った時の衝撃に比例して記憶が飛ぶので、職員の戦闘力を計るために殴られるらしい。財団職員に戦闘力が必要になる場面って何?
- 錯乱している時
- 急に静かになった時
- 家具の隙間等に潜んでいた時
- 首を伸ばしたり腕を4本に増やしたりした時
四肢が増えるのはともかく、首は生身の筈だが…
過去にはエイプリルフール企画の一環で当時の職員(著者ページにある人事ファイル)全員に関連した殴っていいリストが存在していたことも。
関係者
異質な人物ながらも交友関係はあり、イトクリ医師やオダマキ納棺師にはよく殴られており(?)、特に波戸崎研究員は「人事ファイル(著者ページ)」の作成日が同日だったこともあり、同期として描写されることが多い。その場合、波戸崎研究員は新卒の職員、ヤマトモはスカウトの中途採用とされている。