衛藤ヒロユキ作の漫画『魔法陣グルグル』で第26章に登場したモンスター。種族は悪魔。
モンスターによって手足をジタバタさせ続ける呪いをかけられたアッチ村の住民を救うため、呪いをかけたモンスターが住む森に足を踏み入れたニケとククリの前に立ちはだかった魔王ギリの手下。木の幹に擬態していたが、魔物が近付くと汚い声で来襲を知らせる「魔除けのお人形」に察知されて姿を現した。
そしてニケを金縛りの魔法で硬直させ、ククリには魔法でえっちな踊りをさせたがニケは「えっちな踊りを見たい」と言う執念で金縛りを克服し、ククリの踊りを至近距離で堪能して鼻血を出しながら「おまえを倒す!」と宣言する。ククリにかけられた魔法は以前に手に入れた魔界の首飾りの効果で早々と切れており、ケベスベスが油断した隙に完成させた火を起こすトーラの魔法陣により撃退されてしまった。
その後、ニケはククリに「いいものは見せるし魔物は倒すし」と褒められるが、ククリが自分の「いいところ」をニケに質問したところニケは「魔法とおしり!」と即答し、激怒したククリはニケをボコボコにしてしまう。アッチ村に帰還した2人を見た村人たちはニケが瀕死の重傷を負っているのを見て「モンスターが手強かったんだろう」と納得したが、ククリは「自分がやった」と言えるはずもなかった。
原作では中盤のコパ大陸で再登場し、今度はジュジュに呪いをかけて全裸を晒させたが激怒したジュジュに「くそばか」と罵声を浴びせられ、巨大な十字架で大陸の外へぶっ飛ばされている。
備考
原作26章のエピソードはアニメ第1作24話とリメイク版の第3作6章にそれぞれ含まれているが、リメイク版は話数の都合で原作ではアッチ村に到着する前に遭遇した幻獣センボンモドキとのバトルと展開が統合されているためケベスベスに止めを刺した魔法がトーラでなくその応用系の「トカゲのしっぽ」になっている。また、リメイク版ではククリが魔除けの首飾りを入手していない。
アニメ第2作(ドキドキ♥伝説)では原作後半のイエタ村で原作26章のエピソードを使い回すような形で登場しており、ククリのえっちな踊りからニケの「魔法とおしり!」までのやり取りもほぼそのままリメイクされている。ただし、舞台は森の中でなく大勢の村人の前となっている。