曖昧さ回避
- 「Pill」。英語で「錠剤」を意味する単語。
- 1に因んだ、日本における経口避妊薬の俗称。本記事では2について述べる。
経口避妊薬
主に避妊に用いられる女性ホルモン剤のこと。
女性の生殖機能を司る卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つが含まれており、これらの働きで排卵と精子の侵入、着床を抑制することで避妊を行う。
避妊目的以外にも重過ぎる生理痛といった月経困難症の緩和や生理周期の調整等の用途にも用いられる。
妊娠確率をかなり下げることができるが、飲めば絶対に避妊できるという便利アイテムではない(0.3%程度だと言われる)。コンドームを併用すれば万全である。
また、性感染症に対しては全くの無力である。
また体質によっては副作用が出るので、服用する際はきちんと医師の指導の受けること。
さらに心臓・循環器系への副作用が高まるため、ピルを服用するならなるべく喫煙をしないことが望ましい。
月経周期に合わせて毎日服用する必要があるが、含有成分を増量させて性交後に緊急措置的に用いるアフターピルというものもある。
アイテムとしての意義
描写的に解りにくいためイラストに用いられることは少ないが、コンドームと比較した場合事前よりさらに前から計画的に飲んでいる必要があり、飲んでいるのかを開始前に確認する手段がなく、性感染症を防がず、事故で失敗する可能性は極端に低く、飲み続けている限りずっと効果が続く、と言う性質がある。
ゴムなどと比較すると、総じて信頼がおける特定の相手とだけ日常的に高い頻度で…という場合に向いており、そのような関係性を想起させる描写になり得る。