京福電気鉄道モボ301形
輸送力増強に伴い1971年に2両が製造された完全新造車。
既存車両との連結のため、ツリカケ駆動&抵抗制御方式は踏襲。また本形式で採用された張り上げ屋根の鋼製車体は、モボ101形の車体更新にも採用された。
モボ301形は2007年3月29日限りで運用を離脱、2両とも廃車解体となる予定だったが、嵐電天神川駅開設に伴う京都市営地下鉄東西線からの乗り換え乗客増加を見据えて301号車のみが増結用として残存することになり、2020年現在嵐山本線のみで運用されている。朝ラッシュ時もしくは繁忙期の2両編成運用がメイン。
一方、302号車は廃車除籍。オークションに出されたものの引き取り手は現れず、2011年に解体。翌年、ナンバープレートだけが再度オークションに出された。