京福電気鉄道モボ621形
京福電気鉄道のモボ611形の増備車両として、1990年から1996年にかけて621~625号車の計5両が製造された。
1936・1937年製の「モボ121形」からモーターなど電装機器と台車を流用したことから、モボ611形と別形式とされた。台車は当初は流用品だったが、現在は過半数がモボ611形と同じFS93形台車に換装されている。
京福電気鉄道モボ21形
1994年に2両が落成。本形式も製造に際しモボ121形からの機器流用が行われ、番号もモボ621形からの続番で26号車・27号車となっている。
この車両はレトロ調の車両で、前照灯は屋根上に1か所と窓枠内に2か所の計3か所に設置された。
本系列に台車を交換した車両は存在せず、モボ121形からの流用品を現在も履いている。
運用
2020年現在、モボ2001形以外の全車両と共通運用されている。ただし、春と秋の観光シーズンの土曜・休日に行われる北野白梅町~嵐山間の直通運転に際してはモボ21形が優先的に運用される。