厳氏

げんし

厳氏は、中国の後漢末期・三国時代に登場する女性。猛将・呂布の妻。字は未詳。

概要

天下無双の武将・呂布の正妻。『三国志演義』などでは側室として貂蝉がいる。

曹操に呂布が籠城する下鄴の城を攻められた際、陳宮は呂布に、城から出陣することを進言したが、

厳氏は、この進言に猛反発し、呂布は陳宮の策を取り下げた。

その結果なのか呂布は敗れ、処刑された。

処刑後、厳氏は家族と共に許都に送られた。その後の記述はない。

三国志に登場する人物中でもかなりマイナーな部類に属する。その上、優れた軍師・陳宮の策を

取り下げさせ、結果呂布の破滅の遠因を作った人物として知られ、悪妻として後世に伝わっている。

どのみち籠城戦をしている呂布は曹操から見れば、風前の灯火に過ぎなかったので、結果的に

破滅を早めただけにすぎないという見方もある。

この人物も『三国志大戦』で知名度が上がった人物の一人である。

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