概要
「岐阜商業」高校は岐阜県立と岐阜市立の2つがあり、前者は「県岐阜商」「県岐商」、後者は「市岐阜商」「市岐商」と呼ばれる。
また地元で単に「岐阜商業」というと、設立の古い県立の方を指す。
岐阜県立岐阜商業高等学校
生徒のおよそ8割が進学し、残りのおよそ2割が就職している。
更に多くの部活動がインターハイ等に出場し、陸上競技部・水泳部・EDP部・簿記部・速記部・茶華道などで全国優勝している。
特に、
- 硬式野球部は高校野球の甲子園大会で春30回出場・3回優勝(第10回、第12回、第17回)、夏春30回出場・1回優勝(第22回)、国体2回優勝(第2回、64回)もしている。
- 吹奏楽部は世界大会で最優秀賞を獲得、得国内では座奏において、30年以上連続で県大会金賞を獲得している。マーチングバンドでは全国大会・高等学校の部・中編成で金賞を受賞、2017年にカリフォルニア州パサデナで行われた正月恒例のローズ・パレードに出場した。
- 男子バレーボール部や女子バレーボール部は春の高校バレーや高校総体に出場している。また、女子バスケットボール部はウインターカップに出場経験がある。
また「応援部」もある。
略歴
1904年、「岐阜市立岐阜商業学校」として設立。
1944年、工業学校に転換。
1948年、「岐阜市立女子商業高等学校」(1935年に「岐阜市立女子商業学校」として設立)と統合し「岐阜市立岐阜商業高等学校」と改名する。
1949年、高校三原則により岐阜市立岐阜商業高等学校を廃止し、生徒を長良高等学校、岐阜高等学校、加納高等学校商業課程に配置される。
1951年、長良高等学校、岐阜高等学校、加納高等学校商業課程で募集した生徒を編入し、岐阜県立岐阜商業高等学校開校。
主な卒業生
- 野球選手
蔵本雅由(元社会人野球選手)・英智(元プロ野球選手)兄弟
- 陸上競技
高橋尚子(元陸上競技選手〈マラソン〉。シドニーオリンピック金メダリスト。国民栄誉賞受賞)
青木沙弥佳(陸上競技選手〈短距離走〉)
早田俊幸(元陸上競技選手〈長距離走・マラソン〉)※硬式野球部(高校2年まで)から陸上競技部に転部。
- その他
糸井統(水泳選手、バルセロナ・アトランタオリンピック入賞。現同校の教師)
大野俊三(トランペッター)
岐阜市立岐阜商業高等学校
1948年に1年だけ存在した岐阜市立岐阜商業高等学校は上記の通り、本校と直接の繋がりはない。
しかし本校の校章は、市立商業学校再発足にあたり、戦前の岐阜市立岐阜商業学校のものを採用している。
1969年、開校式および第1回入学式を挙行。
2006年12月、学校法人立命館が岐阜市からの本校の移管を前提にして、中高一貫校を開設する計画を提案したが2009年に白紙撤回されている。
相撲部・剣道部・陸上競技部・ハンドボール部・コンピュータ部など多くの部がインターハイ、国民体育大会などの全国大会に出場して活躍している。また、野球部は夏の甲子園に出場経験もある。
主な卒業生
辻本達規 (タレント・BOYS AND MEN)
秋田千一郎(社会人野球選手)