概要
美濃関学院出身の元刀使。28歳。現在は御刀を返納して引退しているが、現役時代は関口新心流を使う刀使だった。
文章では紹介されていないが、本編でワンシーンだけ出た個人情報によると、愛知県出身で誕生日は11月24日。
卒業後はS装備開発に携わる八幡電子株式会社のシステム開発に勤務しているが、実は舞草に密かに参加しており、特別な肩書こそないが組織の中核を担っている。ファインマンと連絡する際は「グラディ」と名乗る。
恩師である羽島江麻とは親しく、現在も連絡を取り合う仲である。江麻の依頼で「後輩」の衛藤可奈美や、可奈美を巻き込んでしまった十条姫和の逃走を手伝い、ファインマンを2人に紹介する。その後二人の逃走を幇助したとして一時身柄を拘束されるが、折神朱音の手引きで釈放されている。
第2部ではかつて宿敵関係にあった紫のお付きとして再登場し、共にイチキシマヒメの防衛に従事する。技術面に長けているためか、紫の健康面の管理や体内のノロの残留検査なども行っていたようである。
しかし後半では雑用を任されて奔走せざるを得なくなるなど、真庭紗南学長に大分こき使われており、古波蔵エレンから「上司にも恵まれていない」と言われてしまう始末だった。最終的には可奈美達のためにS装備のバッテリーを抱えて、ビルの階段を昇らされるという不幸にも見舞われた。
ざっくばらんとした性格で、自身が危機的な状況にあっても平常心を崩さないなど、非常に芯が強くブレない人である。ただし私生活はややだらしなく見える部分があり、一宿一飯の恩義で可奈美と姫和が片付けを手伝っていた。また、本編では数少ない飲酒シーンのあるキャラでもある。
元刀使のため、タギツヒメの最初の覚醒時などに起きた刀使特有の不可思議な現象は彼女にも起きている。
余談だが、本編では実際に着てはいないが、累の身辺調査をした際に出てきた写真には、軍服のようながっちりしたスーツを着た累が映し出されている。
刻みし一閃の燈火
本編では通してみると意外にもがっつり登場していた一方、ゲームでは原作の展開上、登場していたシーンにおいてすら何故か未登場で、別のキャラにセリフを奪われている。
後にフリードマンがシナリオに立ち絵付きで参戦した一方、累は何故か一切スルーされており、今後のサポート実装が望まれるところ。
後に実装された『比翼ノ鳥編』ではアニメの映像(キャプチャ)を流用したうえで、ようやくゲーム版にも参戦を果たす。しかしパートボイスも立ち絵もなく、結局のないまま終わりを迎えた。