大勢の少女が登場する作品の例に漏れず、今作も百合系二次創作は一定の需要と供給がある。
主要登場人物の百合事情
主人公だけあって絡める相手は多め。始まりの御前試合から最終決戦までを共に駆け抜けた戦友・姫和、元祖正妻枠の舞衣、可奈美(と舞衣)との出会いによって大きく変化・成長した沙耶香、アプリ版の主人公であり切磋琢磨する仲である美炎、時期次第でヤンデレ枠と後輩枠を使い分けられる歩……とハーレムも形成できる充実度。刀使には「強いと女たらしになりやすい」傾向があり、最もそれを体現している。
上述の「かなひよ」以外では、御前試合で共に代表となった岩倉早苗に注目したい。アニメ本編での出番こそ少ないが、BD/DVD一巻に付属する書き下ろし短編では姫和から彼女に対する秘めたる心情が描き記されており、濃厚な「さなひよ」成分を味わえるだろう。
「かなまい」以外では、面倒見の良さに由来する疑似母娘・姉妹的な「まいさや」が有力。物語外の話になるが、BD/DVDのCMによると舞衣はいつも沙耶香の場面を見ているらしい。
可奈美・舞衣の両方と絡みやすいため、「可奈美と舞衣、どちらを選ぶのか」というある種の三角関係を作りやすい。楽しそうに会話する歩と可奈美の姿に、顔を背けて拗ねる場面も見所。
薫との相棒関係はあるものの、本編では「家族愛」を描いた場面・話数が多く、「かおエレ・エレかお」系百合作品の投稿数は周囲に比べて少なめ。逆に言えば開拓のし甲斐はあるようで皆無ではない。
喜劇調の役回りが多く百合的にはエレン同様。エレンの他には貧乳を散々に弄り倒した姫和や、一緒に地方出張する回のあった沙耶香が可能性を広げられるだろうか。
可奈美や姫和の母親達である藤原美奈都と柊篝の為に、文字通りその身を捧げた程の想いがあったのは疑いない。その感情が娘達にも向けられていたとしてなんの不思議があろうか?
イチキシマヒメを説得し、姫和との融合を決意させたイケメンぶりも高配点。
正統派おっぱいのついたイケメン枠。寿々花との百合夫婦ぶりも安定したキマシ濃度だが、当人はかなりの鈍感。
御前試合を2連覇して名を馳せた彼女は、後輩刀使達(特に母校である平城学館)にとって憧れの的であるようでその点も強みだろう。
上述通り「まきすず」が強い……というかそれしかない。鈍感の真希さんをどう攻略していくかというその後の進展に重点を置くも良し、色々すっ飛ばしてイチャラブするも良し……であろうか。
御前試合で二度、真希に敗れているという設定も覚えておきたい。
「愛」よりも「忠」を取った少女。高津雪那に認められた最期の瞬間はある意味、年の差百合・主従百合が成立していたか。彼女が本作で最も巨大な感情の持ち主である事に異論のあるファンは少ないと思われるが、矢印の向く先が熟女(美魔女)な点は少々の通好み感が否めない。
他には、稲河暁とは幼馴染なのも強み。他の多くの刀使達とは違った関係性を表現できるだろう。
御刀を交わすに相応しい「敵手」と認めた可奈美と、主にして「遊び相手」でもある紫の2名が主軸。他には本編・公式4コマでも彼女への執着が描かれた相楽学長も候補に挙がるだろうか。
主なカップリング一覧
アニメ版
衛藤可奈美×十条姫和 | かなひよ |
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衛藤可奈美×燕結芽 | かなゆめ |
岩倉早苗×十条姫和 | さなひよ |
柳瀬舞衣×糸見沙耶香 | まいさや |
益子薫×古波蔵エレン | かおエレ |
獅童真希×此花寿々花 | まきすず |
皐月夜見×燕結芽 | よみゆめ |
藤原美奈都×柊篝 | みなかが |