概要
マフィアで三十五人もの人間を殺害し、殺人マシーンとして生きてきた鏡花。敦を見て「殺人」以外にもできることがあるということを証明するため、武装探偵社で働くことを決意する。鏡花は光の世界へと導いてくれた敦に恩を感じており、敦を守ろうとする描写もある。
休日の鏡花は「敦のために料理のレパートリーを増やしたい」、平日の敦は「鏡花が部屋で寝ているため押し入れに寝ていて、よく頭をぶつける」と、生活のなかにはしっかりと相手が組み込まれていてまさに夫婦のようである。
コラボイラストやゲームでは隣にいることが多い。また、コラボイラストでは鏡花が敦に対し頬を赤らめている姿がみられる。
兄妹愛にも見える2人だが、赤面する描写などもありお互いを異性として見ていることがうかがえる。また、デートやハグ、同棲など、カップルや夫婦がするようなことをしている。(公式アンソロジーでは、あーんなどもしていた)
以下、原作16巻までとbeastのネタバレあり
本編
以下、原作16巻までのネタバレあり
2巻では、マフィアとして梶井とともに電車をジャックしていた鏡花を敦が止め、爆弾の場所を聞き出した。すると敦は鏡花自身の体に爆弾が取り付けられていることを知り、「こんなことが君のしたいことなのか」「望みがあるなら言葉にしないとダメだ」といい、それに心を動かされた鏡花は「もうこれ以上、1人だって殺したくない」と言って爆弾をつけたまま電車から飛び降りた。敦も電車から飛び降り、鏡花から爆弾を外して抱き抱え、二人は川に落ちる。
原作9巻では、鏡花がヨコハマを救うため輸送機で白鯨に突っ込み敦が「なぜ彼女が死ななければいけないのか」と悲しむ。しかし、全て太宰の策略であり、鏡花は夜叉白雪の力によって鎖をきり輸送機から脱出していて、黄昏の中二人は再開し、敦が鏡花を抱き締めた。
また15巻では、天人五衰の謀略により探偵社が離ればなれになったとき、鏡花だけは敦を助けるためすでに軍警に包囲されている建物のなかに1人侵入し、射殺されそうになっていた敦を救出した。
その後も共に行動した2人は、フィッツジェラルドに探偵社を救うための交渉を持ちかけるが、破綻しかけた。しかしフィッツジェラルドに治療中のミッチェルの姿を見せられ、交渉が成立した。その後敦は鏡花に、「ああいう人達が昔の自分にみえて、どうしても救わずにはいられない」と語りかけるが、鏡花は敦に救われたことを思い出しながら、「あなたはそれでいいと思う」と言った。
独りが怖く自己肯定感が低かった敦にとって鏡花は敦自身が救った子であり自分のことを慕ってくれて、常に隣にいてくれる存在であり、自分には価値がないと思い光の世界には向いていなかった鏡花にとって敦は闇の中から救ってくれて、自分のことを常に大切にしてくれる存在である。そんな二人には異能によって苦しめられていたという過去があり、分かり合える存在である。
BEAST
以下、beastのネタバレあり
BEASTでは 鏡花は本編同様、一度ポートマフィアを裏切った。しかし、現在は再びマフィアに戻り、敦と共に暗殺の仕事をしている。鏡花いわく戻った理由は「すべて……この人のために」
手を血に染めた二人が闇の中で手を取り合い、「闇の中でもあなたといれば怖くない」と、本編の温かい関係とは一変、共依存の関係が描かれている。敦も「もう君を1人で闇の中に沈ませはしない」と、共依存のような関係となっていた。太宰は敦に「君は鏡花ちゃんと共に光の世界で生きろ」と伝えたことから、beastの物語のあとも二人は光の世界で共に生きていくことがうかがえる。
本編とbeast、世界線が変わっても二人は共に手を取り合って生きていくという姿勢をとっており、お互いが唯一無二な存在である
DEADAPPLE
以下劇場版DEAD APPLEのネタバレあり
劇場版DEAD APPLE 序盤から終盤まで、ずっと行動を共にしており、ラストは敦と鏡花が一緒に仕事に行く場面で幕を閉じる。 敦の発言に、頬を紅くしながらほほ笑む鏡花は必見!