発掘
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はっくつ
発掘は、通常見ることができない土中水中などにあるモノを見えるようにすること
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若き美術商ポラポワはまた名探偵としても知られる。 怪しい外国人教授の遺跡発掘に同行する羽目となった彼は、 思いがけず禁忌の遺跡に足を踏み込み、かって因縁の邪教信者に襲われる。 ほうほうの体で街に戻ったポラポワは、教授から今後の身の処し方をアドバイスされた。 その言葉に、少年の日に邪教遺跡に単身で乗り込み遭遇した謎の女性を思い出す。 【あらすじ】 シンドラ連合王国の若き美術商ポラポワ・エクターパッカルはまた名探偵としても知られている。 考古学者モテモンの仲介で商談を受けるか相談して、「予言の女神」談義へと展開する。 依頼主は外国人の大学教授、「女神」に関連する邪神の彫刻等古代遺産をひそかに入手したいという。 その名は「ネガラニカ」 ポラポワは少年の日にこれの遺跡に忍び込み手痛い目に遭っている。 思わず立ち上がり周囲を警戒し、何事も無いと安堵する。 邪心の信徒に1年も付け狙われて周囲を警戒し自らの安全を確保する術を身に付けた。それが名探偵の技術となる。 現れたタンガラム民衆共和国の大学副教授バハンモン・ジュンザラゥは50代の軽薄な人物であった。 彼の父親はタンガラム諜報謀略組織の大立者。父親の組織を私的に用いて世界中を飛び回り研究を行っている。 彼は「予言の女神」によって古代シンドラの英雄王が選定されたとの仮説を唱える。 英雄王が戦ったのが邪神「ネガラニカ」が生み出す怪物。 ハバンモンは海からの侵略者ではないかとその証拠を遺跡発掘に賭けるのだ。 すべて諜報謀略機関のエージェントで構成される発掘調査隊。「悪の力を精力善用」とバハンモンうそぶく。 訪れた遺跡は案に反してすでに掘り出され整備されていた。本来「予言の女神」は人気が無く誰も崇めないのに。 バハンモンとポラポワが調査したところ、遺跡が他の神の信仰場へと転用されているのに気付く。 バハンモンは推理する。 「禁じられ隠された神を崇拝する為に、別の神を名目上奉って神殿を築き偽装した」 そしてポラポワに問う。女神は4つの滅びを予言して既に3つが成就した。最後の滅びは何時始まる? 科学技術が発達して世界中が結ばれて大発展を遂げる中、シンドラ社会も激変を迎えるはず。 ここで周辺村人登場。胡散臭い外国人が多数居る中、何故かポラポワを指差して怯え逃げていく。 彼の通報で村人の一団参上。狙いは「かって禁忌を犯した」ポラポワだ。 近代銃器を装備するエージェントの敵ではなく簡単に撃退。 しかしポラポワ、彼らが手段を選ばず抹殺に全力を投じる危険な集団だと教え、撤退を進言する。 バハンモン一行、尻に帆掛けて逃亡。 だがネガラニカの信徒が確実に存在すると証明出来てご満悦。 全速力で元の街に逃走帰還。旅館に転がり込むも疲労困憊、力尽きて副教授眠りに落ちる。 が、ポラポワの警戒心は休むのを許さない。 名探偵の頭脳を駆使して街の様子を分析し、ネガラニカの勢力に囲まれていると看破する。 随行する女性エージェントにその事を告げると、彼女は態度を豹変。 いきなり全エージェントを指揮して対策に当たり、敵勢力と交渉和解買収すると言う。 彼女は実はバハンモンの第六子末女。 遊び人の父親に愛想を尽かし祖父の謀略機関に身を投じていたが、今回父親の護衛に密かに当たっていた。 彼女が去った後、眠ったはずのバハンモン副教授目を開けて語り始める。「一人くらいは美術学問に興じてくれてもいいものを」 ポラポワ、ネガラニカの信者と交渉できるはずが無いと思うが謀略機関同士ならなんとかなると説明される。 だが組織は良くともポラポワの安全は保障されない。 途方に暮れる彼をバハンモンは諭す。「君には名探偵の素質があるじゃないか」 今や世界中で推理小説が大人気。 本物の名探偵は政治家や国のトップにも頼りにされる存在で、ポラポワならばそれが出来ると言う。 だからこそネガラニカの連中も有用の人材と認めて襲撃を止めた。 そう都合よく難事件など起きないと反論するも、謀略機関は事件を起こすのが商売。 バハンモンの父親の組織に協力すれば、ポラポワをスター名探偵に担ぎ上げてくれる。 それがダメでもタンガラム民衆協和国に亡命しちゃえばいいさ、と今度こそ本当に寝てしまう。 バハンモンの提案を考えるポラポワは、かってネガラニカの遺跡に忍び込み遭遇した不思議な出来事を思い出す。 それは年齢不詳の姿もよく見えない女性との邂逅。彼女は言った。 「あなたはこれから狙われる。生き残る為に力を身に付けなさい。そして力を使い人生を切り開きなさい。それでもダメならあなたの理解者の勧めに従って身を処しなさい」と。 今にして思う。あれが女神だったのかと。7,991文字pixiv小説作品chocolate party !
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