概要
麻雀牌の一種。
通常は使われない特殊な牌であり、数牌にも字牌にも属さないとされる。
花などのイラストが描かれており、右上あるいは左上に「春」「夏」「秋」「冬」などの文字が描かれている。
他にも様々なパターンが存在(後述)。
通常の牌が4枚ずつ存在しているのに対し、花牌は1枚ずつしか無い。
従って対子や刻子を作る事はできず、単独でポンなどの時と同様に晒す事により、役になったりするという特殊な扱い方をする。
麻雀牌のセットにおいては、字牌が7種で数牌の各種よりも2種少ないので、その余ったスペースを埋めるような形で赤牌と共に収められてたりする。
日本では麻雀の対戦では出番が無いが、上海では144枚ワンセット揃う為に常に出てくる。世界のアソビ大全51でも、麻雀には無いが麻雀ソリティアには在る。
中国麻雀や台湾麻雀ではすぐに抜いて扱う(前者は1点/枚で8点縛りを満たさず、後者は風によって0~2点になる)。
パターン代表例
「蘭、竹、菊、梅」:『四君子』春夏秋冬をそれぞれ代表する花木。
「江、上、清、風」&「山、間、明、月」:宋代の蘇軾作の詩「赤壁賦」の一節。三国志では戦場だったこの地も、平和な時はさわやか自然風景なのだ。