概要
西城KAZUYAの妹。KAZUYAの母、西城杏子が死亡した際、杏子の体内に宿っていた一堡との間に成した受精卵を頼介が冷凍保存し、妻の美沙江の子宮へ戻して誕生した、世界初の冷凍受精卵から誕生した人間である。
その出生の経緯から西城家の娘として育てられたが、自らの出生の秘密を偶然にも知ってしまい、母を死に追いやった医学への憎しみ、及び母の死の原因となった兄KAZUYAへの復讐のため、ドイツの医学テロリスト集団「Wissenschaft-Heiligen(ウィッセンシャフト・ヘイリゲン W・H)」へ加わり、凶悪な寄生虫でアメリカ大統領を暗殺しようとするなど悪事を働いた。
KAZUYAとの対決の中で、南極の地底湖で発見した太古のウイルスを懸けた対決で、ウイルス消滅のために命を賭したKAZUYAとペレイラの姿に、思うところはあったのか、唯一残ったサンプルを炎の中に投げ捨て、姿を消した。
その後は、流浪の果てに寄る辺のない若者を受け入れていた藤岡医院に流れ着く。
過去に傷を抱きながら藻掻く若者たちが集う藤岡医院で、医師として手伝いながら、医師の存在意義を見つめ直し、更正。
しかし、復讐に燃えるテロ時代の仲間のキールの襲撃に遭い、恩人の藤岡がKEIを庇い、負傷。自身も打たれた薬と攻防での負傷でなんとか治療する中、満身創痍でも追い掛けるキールに為す術を失いかけた時、KAZUYAが登場。キールを返り討ちにし、藤岡の治療を引き受け、事態は解決する。
その後、実家に帰るか迷っていたが、母の美沙江が、娘からの治療以外引き受けないスタンスを取り続け、母を救うため駆けつけ、西城家に帰った。
その後KAZUYAと頼助と和解して医学界へ復帰。西城医院を開業してそこに勤める。KAZUYAの後輩の磯永幸司を紹介され、最初はがさつな彼とはソリが合わなかったが、内視鏡の達人でメスを握らぬ外科医と言うタイプの違う彼の腕は認めて、二人三脚で切り盛りしていく内に惹かれ合い結婚。K2の時代には息子「一巳」が産まれている。
なお、息子には望む道を進ませたいと、野球少年の息子を温かく見守っている。
また、K2では、一族のバックアップ的な存在だった神代家の存在を知り、現当主の神代一人を新たなドクターKとするべく尽力した。
また、もう1人の主人公で兄の息子でクローンの一也に、父と縁があった人々を伝えたりなど、女性観点の必要なストーリーで登場している。
しかし、ラスカー(スーパードクターK時代に、一昭の命令で組織を監視していた側近。TETSUを倒して生き埋めにしようとしたスキンヘッドの男)が再登場し、再会した際は、過去にテロリストだったときの殺気を漲らせたが、ラスカーの目的が一昭の鎮魂のため一也の護衛と知ってからは、共同戦線を張った。
関連タグ
西城KAZUYA:兄
神津海:K2で登場した、Kの一族の分家の少女。