うわさ
動物も人間も喜怒哀楽を有する。ジェフリーは、その両者に違いはないと思っていた。
今の彼は更に確信している。人間も、動物の一種に過ぎないと。
概要
「足萎えの羊」とは、アプリゲーム「IdentityV」に登場するハンターである。
ファンからは名前の「ジェフリー」や「羊」と呼ばれる方が多い。
プロフィール
通称 | 「足萎えの羊」 |
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名前 | ジェフリー・ボナヴィータ |
カッコ付きで"「足萎えの羊」"がハンターとしての正式名称。
鍵カッコは自他ともに認める職業や身分ではなく、探偵が推理して定義したものにつけられる。コードネームのようなもの。
性能
外在特質(パッシブ能力)
- 戸惑いの檻
仕掛けと幻覚を利用して脱出困難な檻を作り出す。
檻の端には衝突判定があり、いかなるキャラも直接檻を出入りできない。
檻を発動するには怨みの力を消費する必要がある。怨みの力は1秒ごとに2回復する。上限は120。
サバイバーが檻の範囲内にいる時、操作速度が10%低下する。
拘禁
キャラが檻の端に近付くと、檻の中心を軸として対称となる向かい側の位置に転送される。
サバイバーの檻移動クールタイムは2秒、ハンターの檻移動クールタイムは0.8秒。
釈放
ハンター・サバイバー共に檻の端で檻を解除することができる。
檻の中に自由に行動できるサバイバーがいる時、他のサバイバーは外側から檻を解除できない。
サバイバーが拘束されているロケットチェアの付近にいる時、サバイバーが檻を解除する速度が速くなる。
- 囚われの身
ジェフリーが檻の中でサバイバーの恐怖値を増加させると、自身がいる檻は即座に消える。
ジェフリーが檻の外で攻撃を行った場合、通常攻撃の半分に値するダメージしか与えられない。
形態変化/固有スキル(アクティブ能力)
- 領域調整
ジェフリーは檻の中の空間を把握しており、自由に檻の大きさを調整できる。
- 包囲
ジェフリーは怨みの力を40消費することでマップ内に11秒間持続する檻を生成する。
発動後の3秒以内に再び檻を発動する場合、必要な怨みの力は14まで減少する。
- 檻越え
ジェフリーが素早く後ろへ一定距離跳躍する。
その過程で檻の端を通ると、その跳躍の持続時間がリセットされる。跳躍状態では檻移動にクールタイムがない。(跳躍中も檻を発動可能)
- 戸惑いの檻-上級
戸惑いの檻の怨みの力回復速度が2.5/秒まで速まる。
衣装(スキン)一覧
UR |
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灰の雲 |
ほとばしる火花が轟く機械に火をつけ、新しい光が太陽の代わりに大地を灯す。人々は、空に浮かぶ分厚い雲層が覆うのは、旧時代の残光だけだと信じていた。 |
SR |
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硫化 |
黒がかった灰色の「石」に火がつけられるまで、この小さな炎が大地全体まで広がるとは誰も想像していなかった。 |
初期衣装 | ボロい服 |
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初期衣装。すべてが自然に見える。 | 服がボロボロだ。本当にただゲームをしただけ? |
関連タグ
キャラストーリー
生まれつきジェフリーの左足は不自然な角度に曲がっている。
成長するにつれ、湾曲は大きい角度になりますます目立つようになった。
彼の両親はこれは天罰だと信じ込み、運命に抗うことを放棄したが、運命の扉はまだジェフリーに開いていた。ホーソン動物園の園長が街で彼を見かけ、自らの手元に引き取ったのだ。
居場所を失って恐怖のどん底に居たジェフリーは少しずつ周りの動物に慰められ、動物と一緒に成長していった。猛獣のライオンも彼の手には頭をこすりつけるほどになり、彼は心慰められていった。
動物の行動に最も詳しくなり、動物園の飼育員を勤めながらも、幼い頃から続く暗い思惑が今もなお彼に付き纏っている。
一部の人たちはこう思った——ジェフリーには特殊な邪悪なる力が宿っているに違いない、だから通常では人に懐かない野獣まで操れるのだと。
平穏な生活はやがて現実の障壁に阻害され、単純な動物鑑賞ではもう集客できなくなっていた。
売上を維持するために、園長は流行りのパフォーマンスを参考にし、動物園でもパフォーマンスを始めようと決める。動物と慣れ親しんだジェフリーは当然、ショーの進行担当として一番に白羽の矢が立った。
動物たちが生きていくためなら仕方ない、不本意ではあったが、ジェフリーはステージに上がる。
彼の異様な見た目もさることながら、動物たちとの息ぴったりの演出、さらにステージに仕掛けられたトリックもあって、彼は超絶的なパフォーマンスを実現した。
しかし、集客を維持するためにはパフォーマンスもレベルアップしなければならないし、少しずつパフォーマンスの内容を過激にしていく必要がある。
だが、ジェフリーは動物を守るためにパフォーマンスの内容を慎重に吟味していた。
これに園長は堪忍ならず、ホーソン動物園は誇張した内容の宣伝を始めてしまう。観客には前人未聞、刺激満点なショーを約束するとしたのだ。
だが、そのショーに出演する調教師は知らない名前だった。かつては調教師だったジェフリーは動物たちと同格にされ、ステージに立ち、足には鎖がはめられた。園長が鎖はショーのためだと言い張ったのだ。
観客は満足して、新しいショーは猛獣と近距離で刺激も満点だと称賛されたが、このショーの裏に隠れている真相を気に留める人はいなかった。
ホーソン動物園はいつも異なるショーを前面に押し出し、観客の高まる要求に応え続ける。
とある新しいショーが始まる直前、猛獣を閉じ込めた扉がすべて開いていることに皆が驚愕する。
ショーが始まる合図である煙が立ち昇った瞬間、人々がいる建物こそが、もう一つの「檻」と化したのだ。