プロフィール
概要
主人公の割に見た目はかなり地味。普段はミニスカートだが、全国大会ではまこのロングスカートを借りて着用している。
普段は弱気な性格で「何やらせてもダメ」な、おっとりした文学少女。携帯電話やパソコンは持っていない上に方向音痴でよく転ぶ。若干天然気味な抜けたところがある。
「インターハイチャンピオン」宮永照の妹で、麻雀については神か悪魔かと評されるほどの超人的な豪運を持つ牌に愛された子の一人。
家庭環境
両親は離婚はしていないが、東京の母と姉とは別居状態で現在は父との2人暮らし。
また、車椅子の女の子との思い出を『夢』の中で回想していた。阿知賀編では夢うつつで「みなも…さかな」と呟くだけで謎は深まるばかり。この少女が宮永姉妹の確執の鍵になるのか否か…?
麻雀
小さい頃の家族麻雀の影響(お年玉をかけて麻雀を打ち、負けるとお金を巻き上げられ、勝ったら叱られるという不条理な家庭環境)から、常にプラスマイナスゼロを目指す麻雀しか打ってこなかった。そして徐々に麻雀が嫌いになり、家族が別居すると麻雀自体を打たなくなった。中学時代も麻雀部には入っていなかったが、ふとしたきっかけから中学校からの同級生である京太郎に麻雀部の部室に招かれる。そこでの和との出会いを機に、勝つことの楽しさを覚え、全国の舞台にいる姉に会うため、そして家族の絆を取り戻すために麻雀部に入部。県大会団体戦では長野の魔物・天江衣を下し、個人戦では全体2位の成績を収め全国大会へ歩みを進めた。当初はまこから「プラマイゼロ子」などと呼ばれていた。
ちなみに靴下を脱ぎ、裸足(制服裸足)になると楽しんで麻雀を打っていた頃を思い出してパワーアップする。「脱いでもいいですか?」
能力
嶺上牌が「見える」という超人的な能力を持ち、王牌の支配ができる。また槓材を集めることも可能。
咲の好きな役は「山の上で花が咲く」という意味を持つ嶺上開花。現実的に成功確率の低いこの役を、彼女は作中でかなりの頻度で仕上げており、ファンからは「リンシャンマシーン」と呼ばれるほど。和了った時には白い花が咲き誇るエフェクトが背景に現れる。
そして基本能力を応用することで他家の手に影響を与え、手を潰したりそれを逆に利用して自分の手を進めることもできる。なにそれこわい。
しかし加治木ゆみに加槓を読まれて嶺上開花を槍槓で狙い撃ちされたことがあり、弱点が無いわけではない。また能力の枷なのか異常な槓の頻度に対して自分に槓ドラが乗ったこともない。
- プラマイゼロ
点数をプラスマイナスゼロ(通常、配牌原点25,000点からスタートし、29,600~30,500点で終了)にすること。言葉にするのは簡単だが実際はそううまくいかない。ただ咲は初めて部室で打った久しぶりであろう麻雀で3連続プラマイゼロをやってのけた。
咲は上述の通り、子供の頃の影響で自分の点をプラマイゼロにすることを基本的に目指している。(部長に初期25,000点の持ち点を1,000点と考え、33,000点ずつ持つ他3人に追いつくように打て、と指示されている)
これはまだ推測の域を出ないが、何らかの形で「プラマイゼロ」を目指す打ち方をしていると、配牌や自摸牌がそれに沿って彼女の元へ来るという、彼女の「特殊能力」なのかもしれない。
「魔王」
咲の本気の対局の場面では、相手への容赦の無さとそのチート並の強さから、ファンからは「ラスボス」だとか「清澄の白い悪魔」と呼ばれている。本編でもその迫力は長野に止まらず全国の選手たちに恐れられている。ちょー怖いんだけどー
全部ゴッ倒す!!
彼女のパロディで有名なのが標記の台詞なのだが、厳密にいえば咲自身は「全部倒す!!」としか言ってない。間の『ゴッ』はその台詞のシーン(第8巻P102:第66局)において、効果音として表現された『ゴッ』が、あたかも咲の台詞の一部として受け取られたが為に生まれたのである。
以降、『全員、ブッ倒す!!』の「咲-Saki-」版的な表現方法として定着し、今日もどこかで誰かが『ゴッ倒されている』ことだろう。
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原村和 片岡優希 竹井久 染谷まこ 須賀京太郎 宮永照 天江衣