「十分わかったぜ。お前がマヌケだってことはな!」
概要
CV:徳山秀典
『劇場版仮面ライダー電王 俺、誕生!』に登場する牙王/仮面ライダーガオウに仕えるイマジン。劇場版の前日譚である27話にも登場している。モレクとはトカゲの一種であり、契約者の思い描くケニアの民話「ご先祖様はみんな卵」に登場するトカゲをモチーフに具現化した。
牙王の命を受け、宝石強盗犯・加藤浩の「でかい宝石店から宝石を盗みたい」という契約を履行すると約束し具現化。同時に野良イマジンを加藤の相棒・池に取り付かせて契約させ、ゼロノスと電王の合流を防ぐと言う作戦に出るなど、策士としての一面が多く描かれた。
相棒の池&ブラッドサッカーイマジンがゼロノス/桜井侑斗を引きつけているのを確認すると、加藤に憑依して宝石店に白昼堂々殴り込み、宝石を奪い取る。電王にいったん宝石を奪い返されるもスキをついて掠め取り、契約を完了して2000年へと飛んだ。
電王ソードフォームと激しい剣劇の果てに俺の必殺技パート1で倒されるが、実はそれは牙王の作戦の一環に過ぎず…。
外見
全身が緑と橙のトゲに覆われた装甲を持つ。イマジンの中ではやや顔が大きいのが特徴。上半身はジャケット状になっており、首元にはエリマキトカゲのような襟が、左肩には銀の刺々しい肩当がある。
能力
跳躍力に優れており、警官隊の上を踏み石のように飛んで翻弄して見せた。
武器は柄にナイフの付いた鎌。その他にも舌を長く伸ばし敵を殴打するのを得意とする。
余談
声を当てている徳山氏は『仮面ライダーカブト』で矢車想を演じており、警官隊との対戦で見せたキックは矢車の変身するキックホッパーのアクションがモチーフ。ちなみにパンチホッパー/影山瞬役の内山眞人氏も同映画でサラマンダーイマジン役として登場している。
後に別個体がカイに召喚されるほか、『さらば電王』では再生イマジンの一体として復活させられる。
『仮面ライダーウィザード』最終回では魔宝石の世界の住人として登場する。