勝
読み方
《音読み》ショウ
《訓読み》か(つ)・まさ(る)・すぐ(れる)
《名乗り》かち・かつ・すぐる・すぐれ・すぐろ・とう・のり・まさ・まさる・ます・よし
意味
- かつ。力比べにたえ抜いて、相手の上に出る。
- かち。相手を倒して上に出ること。
- たえる。がんばる。持ちこたえる。
- まさる。すぐれる。他のものの上に出る。上に出ている。
成り立ち
会意文字。朕(チン)は「舟+両手で持ち上げる姿」の会意文字で、舟を水上に持ちあげる浮力。上にあげる意を含む。
勝は「力+朕(持ちあげる)」で、力を入れて重さにたえ、物を持ちあげること。
「たえる」意と「上に出る」意とを含む。たえ抜いて他のものの上に出るのが勝つことである。
『勝』という名の人物・キャラクター
(名字50音順)
実在
- 勝姫 … 徳川秀忠の三女で徳川家康の孫。松平忠直の正室。天崇院の名で知られる。
- 勝海舟 … 江戸時代末期から明治時代初期の武士(幕臣)、政治家。
- 勝新太郎 … 俳優、歌手。
- 花田勝 … 二子山部屋所属の元大相撲力士、第66代横綱・3代目若乃花の本名。
架空
- 勝(まさる) … 漫画『GAMBLER!-勝負師-』の登場人物。
- 才賀勝(さいがまさる) … 漫画『からくりサーカス』の登場人物。