ゴードム文明とは、スーパー戦隊シリーズ第30作『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場する敵組織である。
概要
ネガティブシンジケートの一角。
プレシャス『ゴードムの心臓』の力で40000年ほど前に栄えた古代文明であったが、何らかの理由で水没してしまった。
使用モチーフは主に『秘密戦隊ゴレンジャー』と同じく古代文明がモチーフの『超力戦隊オーレンジャー』である。
構成員
大神官ガジャ
演:大高洋夫
「私に今時の機械のことを聞くなー!」
ゴードム文明の指導者。40000年の眠りから目覚めたため、「今時の機械」については苦手にしていたが、時間とともに克服した。
戦力としては、石から無限にカースを生み出したり、現代でも建造不可能な巨大ロボを作り出したり、一度見たら忘れないという記憶力に秀でることから、戦隊シリーズでは珍しい技術者タイプのボスである。
一方、クエスターを引き入れようとして失敗したり、ボウケンジャーに苦戦する描写が目立ったため、指導者・戦略家としては少々心許ない。
ちなみにこの記事の冒頭のセリフはジャリュウ一族のリュウオーンと手を組んだ時にボウケンオーの操縦法を聞かれた時の反応である。
最後の決戦では、ゴードムエンジンをはじめとする数々のプレシャスを体内に取り入れ巨神ガジャドムとなって襲い掛かるが、最終的に敗北する。しかし、辛うじて生きており、「もう一度復活する」との言葉を残し、自らは石化して再び棺の中で眠りについた。
デザインモチーフは、『秘密戦隊ゴレンジャー』の気球型メカ・バリキキューンである。
なお、顔出しの男性レギュラー幹部は、邪電王国ネジレジアのDr.ヒネラー以来9年ぶりとなる。
演じた大高氏は、この役柄を非常に気に入っており、ファンからは「ガジャ様」の敬称で親しまれる。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』でリュウオーンが復活した時にはtwitterで『ずるいぞテレビ朝日!そしてリュウオーン!』と呟いたとか。→(ガジャ様のツイート)
前述の通り死んではいないので、復活を希望するファンは多い。
カース
ゴードム文明の戦闘員。石とガジャの魔力から生み出される。
赤・青・桃・緑の4色が存在する。状況によっては他のネガティブに貸し出されることもある。
海賊戦隊ゴーカイジャーの劇場版『空飛ぶ幽霊船』にも、ネガティブの戦闘員を代表して登場した。
デザインモチーフは、『超力戦隊オーレンジャー』に登場したタックルボーイ。
ゴードム文明の戦力
巨神
ゴードム文明の粋を結集して作り上げた巨大戦力。ただし、劇中に登場した純粋な巨神は、ゴードムとガガドムの2体だけであった。
第20話のガガドムは、クエスターに奪われてしまう。
下記の表では、巨神以外の巨大戦力についても記載する。
モチーフ一覧
名前 | 話 | 裏モチーフ | 裏モチーフの元作品 |
---|---|---|---|
巨神ゴードム | 第1話 | バリブルーン | 秘密戦隊ゴレンジャー |
巨神ガガドム | 第20話 | スーパーライブロボ | 超獣戦隊ライブマン |
改造幻獣ゴードラム | 第30話 | マジキング | 魔法戦隊マジレンジャー |
ゴードム(プレシャス) | 第43話 | ガンマジン | 超力戦隊オーレンジャー |
デスペラート | 第47話~最終話 | オーレンジャーロボ | 超力戦隊オーレンジャー |
ガジャドム | 最終話 | オーブロッカー | 超力戦隊オーレンジャー |
ゴードムエンジン
プレシャス『レオン・ジョルダーナの画帳』のパラレルエンジンの設計図を元にガジャがその理論を逆転させて作り出した機械。所謂アンチ・パラレルエンジン
Vシネマ『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』では、このゴードムエンジンを使って、ツエツエ、フラビージョ、メーミィを復活させた。
ガッジャー電撃隊
ガジャ「我ら、ガッジャー電撃隊!(自分を指差して)…ビッグワン。」
↑東方不敗とマスター・シャーフーは登場しません。
本編には登場しない悪の戦隊。
Task.45のミニコーナー『30戦隊大百科スペシャルファイル』の「悪の戦隊」特集にて、ガジャが4色のカースを引き連れて結成した戦隊。
『ジャッカー電撃隊』のパロディで、配色も共通している。ジャッカーのリーダーは赤ではなく白なので、ガジャは自らを「ビッグワン」と称した。
関連イラスト
関連タグ
ネガティブシンジケート-ジャリュウ一族・ダークシャドウ・クエスター
マトリンティス-同じく海中に没した古代文明である。
地底冥府インフェルシア→ネガティブシンジケート→臨獣拳アクガタ(臨獣殿)(幻獣拳)