インターステラー
いんたーすてらー
あらすじ
近未来、地球は人類の住めない星になりつつあった。地上を砂嵐が覆い、作物は次々と枯れ、空軍もNASAも廃止された。誰も空を見なくなっていた。
かつて宇宙飛行士であったクーパーも、今は二人の子供とトウモロコシ農場で静かに暮らしている。娘のマーフの部屋では、しばしば本棚から本がひとりでに抜け落ちる怪現象が起きていたが、あるときクーパーはこれが何かのメッセージではないのかと思い立つ。解読してみると、それは実際にある場所を示す座標だった。
クーパーはマーフを連れて、示された場所へ向かう。そこではクーパーのかつての同僚、解散したはずのNASAが秘密裏に研究を続けていた。
実は48年前から土星付近に『何者か』の手によってワームホールが出現しており、それを通って別の銀河に行くことができるのだという。彼らはそこで人類の住める新しい星を探す《ラザロ計画》を推進していた。
機密を知られたこともあって、クーパーは宇宙探索の一員になるよう説得される。このままではマーフたちの世代で人類の未来はなくなると言われていた。クーパーは宇宙へ立つことを決意するが、まだ幼いマーフは父と離れ離れになることを拒否して泣きじゃくる。クーパーは「必ず返ってくる」と言い残し、宇宙での過酷なミッションに身を投じる。
しかしブラックホール《ガルガンチュア》による時空の歪みからウラシマ効果が発生。クーパーにとってのわずかな時間は、地球にいるマーフにとって何十年にも相当していた――
概要
壮大な宇宙の冒険と時空を超えた親子の絆、人類の未来までが描かれるSF大作。interstellarは「星間の~」の意。
元々はプロデューサーのリンダ・オブストと彼の友人であるキップ・ソーンによって考案された企画で、監督にスティーブン・スピルバーグ、脚本にジョナサン・ノーランという布陣で企画が進んでいたが、スピルバーグの会社であるドリームワークスが今作を配給するパラマウント映画を離れた関係で降板。ジョナサンの兄であるクリストファーに監督が持ちかけられ、完成に至った。
理論物理学者であるソーンが製作総指揮と科学コンサルタントに名を連ねているだけあって劇中でクーパー達が遭遇する様々な物理現象はどれもダイナミックかつロマンチックながら科学考証は非常に正確。特に超大質量ブラックホール《ガルガンチュア》の描写は最新の研究結果に基づいて実際にコンピューター上でシミュレーションされたもので、書き出されたデータは800テラバイトという巨大なものとなっており、ソーンは本作の製作から得た洞察から新たに天文物理学の学術論文を一つ執筆している。
クリストファー・ノーランのこだわりにより撮影にはフィルムが使用され、視覚効果においてもCGもなるべく使わずミニチュアやセットが駆使されている。劇中に登場する「氷の惑星」はアイスランドでのロケによるもの。
第87回アカデミー賞では視覚効果賞を受賞した。
用語
キャスト
スタッフ
脚本 - クリストファー・ノーラン / ジョナサン・ノーラン
製作 - エマ・トーマス / クリストファー・ノーラン / リンダ・オブスト
製作総指揮 - ジェイク・マイヤーズ / ジョーダン・ゴールドバーグ / キップ・ソーン
音楽 - ハンス・ジマー
撮影 - ホイテ・ヴァン・ホイテマ
編集 - リー・スミス
製作会社 - シンコピー / リンダ・オブスト・プロダクションズ / レジェンダリー・ピクチャーズ