G1
役職は空陸参謀。
2種類のビークルに変形可能なトリプルチェンジャーで、74式戦車とMiG-25フォックスバットに変形する。
スタースクリーム曰く「大ボラ吹き」で、ロングパスと聞いて長距離射撃を連想するなど、物事を戦いに結び付けようとする癖がある。
海外版のOPではオメガスプリームに踏み潰されてボーンクラッシャーに回収されていた。
前述したようにpixivに投稿される彼のイラストは後述の『アニメイテッド』版に比べて圧倒的に少ないため、普通に検索すると発見するのに苦労が伴う。
『無印』の劇中では「デストロンの新メンバー」と紹介されたにも関わらず、直後に「ブレーキがきかない!」と無様に落下するシーンがあるという不憫なデストロン戦士。
それ以降は第39話「トリプルチェンジャーの反乱」以外特に目立ったエピソードはない。
むしろこの「トリプルチェンジャーの反乱」におけるアメフトグラウンドでの立ち回りこそ、彼の最初にして最後、かつ最大の大活躍エピソードである。
その回におけるブリッツウィングの迷言や珍行動はファンの間で伝説となっている。
『2010』ではガルバトロンの横暴に耐えられずデストロンを脱退するが、何故か以降の回では脱退者はオクトーンに差し替えられてしまい、ブリッツウィングはその後もデストロンの中に混ざって登場している(とはいえセリフは皆無だが)。
ただし、吹き替え版ではエピソードの放送順が入れ替えられているため、違和感は少なくなっている。
因みにアニメでは戦車モードの前後が逆だったり、戦闘機モードの水平尾翼を展開していないなど、玩具本来の変形とは異なった描写がなされている。
玩具は『ダイアクロン』の可変戦隊トリプルチェンジャー・ジェット機タイプの仕様変更品で、海外の安全基準に適合させるべく電子サーベルの尖端部が丸くなっている。
2005年には『トランスフォーマーコレクション』としてブリッツウィングが復刻発売され、電子サーベルの形状も『ダイアクロン』版準拠に戻された。
オーバーチャージ
更に同年には通販サイト・e-hobbyにて『ダイアクロン』版のカラーリングを再現した宙挺降下兵オーバーチャージが限定販売された。
付属のカードの解説によれば、オーバーチャージは太古の昔よりクインテッサ星人の取引道具として様々な惑星国家や星間組織に供与ないしは売買されてきた軍事用ロボットであり、デストロンの原形ともなった自律兵器群の最新モデルとの事。
あくまで兵器である為固有の名前こそ持たないものの、内蔵された知能エンジンには多様な個性を育む可能性を秘めており、中には自らの役割に反逆して独自の運命を歩む者も現れている。
陣営を選ばない「製品としてのロボット」という設定を反映してか、本商品にはサイバトロン・デストロンのみならず、クインテッサ(テラーボット)・エンシャント(古代ロボット)・EDC(Earth Defense Command:地球防衛軍)・ユニクロンズ・ヘラルド等の陣営のステッカーが付属している。
アニメイテッド
CV:チョー
こちらも役職は初代と同様に空陸参謀。
メガトロンの留守中バカな謀反者を差し置いてディセプティコンを取り仕切っていた。
ブラックアラクニアに改造された後遺症でアイシー(冷淡)、ホットヘッド(短気)、ランダム(でたらめ)の3つの人格があり、人格に合わせて表情と変形するビークルモードも変化する。
アイシーはモノクル(単眼鏡)のようなものを着けている水色の顔で、武装は冷凍系、変形するビークルモードはジェット戦闘機。
堅物な性格をしており英語版ではドイツ訛りだが、日本語版では「〜デス」などエセ外国人風のアクセントだったり、第19話以降は語尾が「ぬ」になっている。
ホットヘッドは歯が欠けている赤い顔で、武装は火炎系、変形するビークルモードは戦車。
柄が悪くて激昂しやすく、日本語版では語尾に「マァン」や「メェン」(「お前」「あんた」を意味するスラング「man」と「面」をかけていると思われる)と付けるのが口癖。
ランダムは釣り上がった赤い目と口がある黒い顔で、両方の武器とビークルモードを使用する事が可能。ハイテンションでおどけている狂人的な性格。
アニメではラグナッツとよく行動を共にしており、玩具でも彼の相棒として紹介されているが、じつはあまり仲が良いわけでないらしい。