概要
二足歩行で立って喋る犬提督と艦娘たちの、ほのぼの鎮守府日常物語。
犬提督ならではの犬ギャグ漫画としての側面と、作者である末武(菌類)氏の艦これプレイ日記としての側面を持つ。
そのため、所属艦娘や攻略状況は氏のプレイ状況を反映している。
また、サイドストーリーとして足柄に想いを寄せるオリジナルキャラの話も展開している(後述)。
2014年7月23日には有志によるMMD動画(ニコニコ動画への外部リンク注意)が投稿される等、多方面から愛されているが故の根強い人気を誇るシリーズである。
2015年4月4日に無事最終回を迎え、同年5月24日には番外編前編が、8月1日には番外編後編が投稿された。
ちなみに氏曰く、番外編後編をもって艦これ漫画は一区切りとなったらしい。
登場人物
本作品の鎮守府には多数の艦娘が所属しているが、ここでは比較的出番の多いキャラクターを抜粋して紹介する。
柴ドッグ提督
本作品における提督。ラバウル鎮守府に着任した犬提督で、本名「松風」。
人間並みの思考能力を持ち、艦娘たちとごく普通に会話しているが、生態や好物はまさに犬。
素朴な性格で人畜無害なマスコットだが、少しおっちょこちょいな面もある。宴会芸が得意。
実は吠えるのが苦手。
艦これRPGの世界観解説の部分で、この柴ドッグ提督とは明言されてないが「柴犬提督もいる」という解説がある。
余談だが、史実上松風を名乗る駆逐艦が2隻実在していた(それぞれ初代・二代神風型)。柴ドッグ提督がこれらと関係しているかどうかは一切不明。
たまにやらかしたり抜けていたりする提督のフォローに忙しい。
めでたく提督とケッコンカッコカリした。
初期艦で初期の秘書艦。前線に出ることが多い鳳翔の代わりに、後方で司令官代理を務めていたりもする。
柴ドッグ提督艦隊の主力駆逐艦。相棒に時雨もいるが、基本的に彼女単体での出番が多い。輸送隊の三田村隊員と仲が良い。
素直で物事を深く考えないため、若干アホの子っぽい感じ。特に男女の機微にはまだまだ疎い。
やたら焼きそばに興味があるらしく、後半では定番ネタとなっていた……と思っていたら、本編完結後の2015年7月17日に夏服グラフィックでまさかの焼きそばが公式化。おそらく偶然ではあるだろうが、↓の足柄のカツカレーの一件があるだけに、疑念が拭えない……
「戦場が!勝利が私を呼んでいるわ!」と叫んで駆け出していく、いわゆる二次創作にありがちな残念な美人よりも朴念仁とでも言うべき生粋の戦バカ重巡洋艦娘。そのため「公式像に1番近い」とも言われている。
後述の輸送隊隊長・米原(下記参照)に好意を寄せられているが、本人は彼のことを倒すべきライバルか何かだと思っている模様。それ故、剣道の試合で彼に負けて以降は彼から勝利をもぎ取る為に日々訓練に励む様子も多々見られ、彼との絡みも増えてきている。
好物兼得意料理はカツカレーで、後にまさかの公式化。調理の際は迷彩模様の三角巾とエプロンが似合う。
言わずと知れた足柄の姉。無意識のうちに足柄の戦闘意欲に油を注ぐことが多いため、ある意味では米原最大の敵。
冷静沈着な正規空母娘。着任は比較的遅い方だったが、一時期ボーキ不足で他の正規空母達の育成が止まっていたため、集中育成した結果いきなり正規空母トップレベルとなり、以降しばらくの間柴ドッグ鎮守府の正規空母枠を一人で支え続けることになった苦労人。
やっぱり赤城に甘い。
一方で五航戦姉妹に対してはやはり敵意を持ってると思いきや、紹介された際の小言が何故か提督の食事事情(食べさせちゃダメな食材や料理を説明)だったりと、やはり一般的な二次創作とはどこかズレている。
提督の怪しい建造(寝ぼけて資材をいくら使ったか覚えてなかった)によって生み出された戦艦娘。鎮守府の主力として活躍している。
あまり後先を考えないため、提督と組ませると資材消費量がえらいことになる。
使い込んだ鋼材の補てんにこんにゃくを混ぜてもばれないでイケると思っていた(このネタは一時よそでも話題になった)。
もちろん鳳翔にバレて(提督と揃って)怒られるが、その後も、微妙に不足していたボーキサイトの在庫にさつまあげを混ぜようと思い付いたりしている。さすがに実行する気はないようだが……
イベントで迎えた潜水艦娘。普段はスク水の上にどてらを着用していて、言動も全然エロくない。むしろ提督の為に手柄を立てようとする良い子(『柴ドッグ提督任務をこなす』を参照)。
潜水艦隊の中では一番の先輩で、その件に関してはプライドを持っている。
4-3でお迎えした重巡洋艦娘。後に改装され航空巡洋艦娘に。
スカウト能力が高いようで、レア度の高い艦娘を引っ掛けてくる。
ただし武装はドラム缶。
鎮守府の一員。柴ドッグ提督との直接的な関わりや会話などは少ないが、笑いの沸点が低く、提督の宴会芸や艦娘達の提督に関する噂などで盛大に吹く。
特にタグになっているわけではないが加古吸なる言葉が言われているとかいないとか。誰がうまいこと言えと。
米原
オリジナルキャラクター。階級は一等海佐(大佐相当)で、輸送隊の隊長を勤める、ちょっと影の薄い青年。通称ヨネスケ。
護衛任務に来た足柄に惚れ込み、ヘタレなりにアプローチを繰り返すも、春はまだ遠い模様。
普段は穏やかな人格者だが、長物を握ると鬼に豹変する。
その様を目撃したTさん曰く「ガチで人斬りのツラ」。
繰り出される突きは(艦娘の艤装を使用したとはいえ)戦艦レ級に手傷を負わせ怯ませるレベル。
読者にもその不憫さが受けたのか彼を応援するタグまで作られた。→頑張れ米原
そして地味に、アキネイターですら彼が現れたりする。
一方で、コメント欄やまとめ記事では、割とガチめに名前や所属部隊を間違われている(米倉と呼ばれたり、整備員や補給部隊扱いされたり……)。
足柄の作戦行動の妨げにならずに思いの丈を伝えることができる機会を伺っていたが、作戦がひと段落した最終話ではついに……?
そしてシリーズ完結後に投稿された番外編第一弾も彼と足柄さんがメインの回になっており、彼らの「試合」の詳しい様子等が描かれている。
真理 十三
最終回にのみ登場。柴ドッグ提督の退役に伴って着任した後任の提督。通称マリ提督。人間。