概要
『仮面ライダードライブ』の物語が始まる半年前(「type TOKUJO」第1話によると、『ドライブ』の世界での2014年4月8日火曜日の夜)に起こった下級ロイミュード002(後のハート・ロイミュード)を筆頭にしたロイミュード達の起こした大規模な破壊活動(世界一斉蜂起)。
ちなみに、第0話の002曰く、その目的はロイミュードが人間に代わって地上の支配者となることである。
この時に生じた大規模な重加速現象やロイミュードたちのテロリズムにより、人類側は、人々に多数の死傷者がでるなどの多大なる被害がもたらされた。
人類の滅亡が差し迫ったと思われたその時、人知れず一斉蜂起を待たずして独断専行で動いた005を撃破しロイミュード側の動きを察知したプロトドライブとシフトカー達の英雄的な活躍により計画は失敗し、ロイミュードは一部のリーダーを除き、その大部分は退けられ、人類は滅亡の危機から免れる事となった。
なお、この大事件は一部の人物以外にはその詳細が認知されておらず、一応本編開始時点で重加速がある程度知られているものの、肝心のロイミュードの存在が一般人どころか警察の人間のほとんどに知られていなかった(第26話の霧子曰く「警察がロイミュードの事を知らなさすぎる」)。どうやら、あの人物の差し金と思われるが…。
結論から言えば失敗に終わったが、前述の様に人類側に多数の死傷者が出た事、そして泊進ノ介や詩島霧子など数多くの人物たちの心に消えることの無い大きな傷を残した事は紛れも無い事実であり、人々は重加速のことを「どんより」として未だに警戒を続けている。
そして詩島剛はこの事件によってロイミュードを徹底的に憎み全滅させようと決心した。
「第2のグローバルフリーズ」
第31話にて最高位のロイミュードである001の目的が第2のグローバルフリーズを引き起こすことだと判明した。
しかし001はドライブによって撃破され、以後はハートがその計画を引き継ぐことになる。
そのために海外で活動していた幹部である008と006を招集。目的成就のために本格的に動き出す。
ベルトさんによれば、前回のグローバルフリーズは世界全土の1/4を覆うに留まり、それでもまだ不完全なものであった。しかし、第2のグローバルフリーズは「約束の数」と呼ばれる超進化態へと至ったロイミュード4体のコア・ドライビアのシンクロによって発生させることで、世界全土を完全に覆うことが可能(正確に言うと前回のグローバルフリーズの4~5倍の範囲を覆うことが可能)になる。
そのために、ロイミュードの幹部たちが次々と超進化態へと到達していく。
最初は第32話でフリーズ・ロイミュードが超進化するも、続く第33話でタイプトライドロンに撃破される。次いで第34話でブレン・ロイミュードが、第38話でハート・ロイミュードが、そして第42話でメディック・ロイミュードの3体が超進化。
そして第41話で、006のコアを破壊しその肉体を乗っ取った蛮野天十郎が、超進化態と同等の力を持つゴルドドライブとなって、第43話でロイミュードに合流したことで、ついにその数が揃うこととなった。
そして、第44話では、4人の超進化態が第2のグローバルフリーズを起こすために必要なエネルギーをシグマサーキュラーという装置に蓄積する。だが、シグマサーキュラーにはエネルギーが充填されると膨大な量の過剰エネルギーがロイミュード達に逆流してしまうという欠点があった。蛮野はこれを悪用してロイミュード側の回復元であるメディックを始末しようとするものの、寸でのところでブレンの捨て身の妨害に遭い失敗に終わる。しかし、グローバルフリーズを引き起こすのに十分な量のエネルギーは確保できたため、蛮野は続く第45話で特防センタービルの最上階にシグマサーキュラーを設置し、ビルのエネルギーを供給することでサーキュラーを完全な状態に覚醒させようと目論む。
「永遠のグローバルフリーズ」
こちらは映画「サプライズ・フューチャー」に登場したパラドックス・ロイミュードが引き起こしたグローバルフリーズ。
超絶進化を遂げたパラドックスによって、手始めに全世界が重加速力場で覆われた。この時点で最初のグローバルフリーズ以上のことをやってのけているが、さらにその後人間・仮面ライダーを問わず、パラドックス以外の全てが完全に静止するグローバルフリーズが引き起こされた。この完全静止をパラドックスは「永遠のグローバルフリーズ」と呼んでいる。
最終的に、同じく未来の力で変身したタイプスペシャルの活躍によってパラドックスが撃破されたため、その野望が成就することは無かった。