概要
仮面ライダー鎧武に登場する異空間「ヘルヘイムの森」に群生している果実。
特別な固有の名称は存在せず「森の果実」「ヘルヘイムの果実」などとも呼ばれる。
紫色の皮の中に、ぶどうやライチの中身の様な白っぽく丸い果実が詰まっている。また、ヘタの部分が∩型になっており、果実と合わせて錠前のような形をしているのが特徴。
摂取した生物を遺伝子レベルでインベスに変異させる性質がある。摂取量については関係ないらしく、劇中では極僅かな量を与えられた実験用マウスも初級インベスになっている(一応質量保存の法則は適用されるのか、ネズミサイズのインベスであった)。インベスには栄養になるらしく、摂取して成長する。
視覚か嗅覚に訴えるかはまだ不明だが、魔力じみて人間を惹きつけるものがあり、非常に美味そうに見えるらしく、角居裕也や初瀬亮二など、これを見たほとんどの人間が何かに魅入られたかのごとく、口にしてしまっている。葛葉紘汰も第1話で食べそうになったが舞に声をかけられて気が逸れ、さらに拾った戦極ドライバーを装着した事でロックシードに変化した為、結局食べなかった。
一方で凰蓮・ピエール・アルフォンゾは過去に軍人としてのサバイバル経験もあってか、強靭な精神力でなんとか誘惑に打ち勝ち、インベスになることなく最終的に現実世界に帰ることができた(ただし、これはいくつもの幸運が重なったレアケースとして考えたほうがいい)。
春休み合体スペシャルではヘルヘイムの森に迷い込んだライトも口にしかけたが、鎧武に銃撃されて未遂に終わっている。その後の戦闘で果実を多量に摂取したライオンインベスが巨大化したのを見たライトは「あんなの食べる所だったのか」と果実の効果をやや曲解していた(戦隊的に言うと芋長の芋羊羹みたいなものと勘違いしていた可能性あり)。
因みに、第14話の裕也の様子からして味は良いようである。
劇場版第1作ではビーストキマイラの食事になっている(元が普通の生物でない為か、インベス化の心配は無い様子)。
果実を素手で握り潰した駆紋戒斗に変化は見られなかった事から、口に入れないと効果は発動しないらしい。
43話で戒斗が口にしたが、レデュエに付けられた腕の傷のせいで、既に体中にヘルヘイムの毒が回っておりある程度の耐性を得ていたため、理性を失うことなくオーバーロード化することに成功した。
また紘汰は肉体がオーバーロード化していたため、果実を食べても理性を失ったりすることはないものの、この果実以外を美味しいと感じられなくなってしまっている。
上記の危険性を排除して安全に扱えるようにしたのがロックシードである。
オーバーロードインベスの1人・レデュエは果実を光らせて監視カメラのように使用する能力を持ち、果実を介して遠くの状況を把握できる。レデュエの武器にも柄の部分に2個の果実が下がっている。
紘汰たちは「果実」などざっくりと呼称されているが、レデュエ(おそらくフェムシンムの者達も同様に)はこの実のことを「力の実」と呼んでいた。
余談
劇中では美味しそうに描写されているこの果実であるが、実際に口にした出演者曰く、撮影に使われているものはひどく不味いらしい。
味の無い寒天の塊のようなものであるとか。
元パティシエである戒斗役の小林豊氏は「言ってくれれば僕がもっと美味しく作ったのに」と語っている。
モチーフは恐らくドラゴンフルーツか? のちにドラゴンフルーツを模したアームズが出るが
関連タグ
初級インベス ビャッコインベス コウモリインベス ヘキジャインベス セイリュウインベス ライオンインベス デェムシュ レデュエ ビーストキマイラ