仏教における守護神(天部)の一つ。インド神話の女神で、梵天の配偶神でもあるサラスヴァティー(Sarasvatī)を仏教に取り込んだもので、本来は音楽や福徳、学芸の神。後に日本の民間伝承を取り込み、水の神としても信仰されるようになった。
あるヴェーダに「アスラを撃退し」とあり、チャクラムやまさかり、刀に槍を持ってる関係で軍神もやっているらしい。一応平氏の厳島弁天信仰は有名であるが、平家が権勢をふるっていたころは「どうやって仏教の仏を日本の神様へパラフレーズするか」が興り始めていたころで、弁天と称する女神を拝んでいたかは不明。また、源氏の方は、源頼朝が竹生島とだいたいあってる島である江ノ島へそこから分霊した、こっちは浅井姫でなくて弁天を勧請、崇拝の対象とした。一応北条氏も拝んでいたりいろいろあって(北条氏の祖が弁天とまぐわって氏を成したという伝承がある)エンブレムも弁天にちなんだ三鱗であるので、「元寇の際は、弁才天のご加護で何とかなった」とも言い張れる。
七福神のうちのひとりでもある。
また「トイレの神様」であるとされる。
経緯には「誰もが嫌がる役割を自分から負った」という美談から、「じゃんけんで負けた」「アミダクジで引いてしまった」といったモノまであり、民間伝承なのかも知れない。
風水学ではこの伝承に基づき、トイレや浴室を清潔に保つ事で財運が上がる、と説いている。
主な造形には『金光明経』をもとにした八臂像と、『大日経』をもとにした二臂像とがある。
後者は琵琶を手にした馴染み深い姿である。
また、白い蛇は弁財天の遣いと言われている。北条時政が藤原秀衡調伏の祈願を江ノ島弁天へした折に、でかい蛇が東北へ行くのを見たので吉兆と喜んだという話がある。
関連タグ
弁財天をモチーフとしたキャラクター
とろ弁天(八王子の仏教寺院・了法寺のマスコットキャラ)
ZUNTATA(イメージキャラクター)
『聖☆おにいさん』のは弁才天の方で。あっちの弁天様白鳥系つけてるけど、神話の上では旦那の方の騎乗生物(厳密には水鳥)だけど、キャラ似てるけど設定はどうか不明。下界で買い物する際は、ヒールのある靴とかお履きになるからおみ足の下係の餓鬼の人が大変だそうです。