概要
声優:
栗原みきこ(セガサターン版 / プルミエール2)
椎名へきる(ドラマCD)
矢島晶子(ドラマCD)
スワティとは、カクテル・ソフト(現F&C)が制作・発売したゲーム「きゃんきゃんバニー」シリーズの第4作「きゃんきゃんバニープルミエール」より登場したキャラクターである。
きゃんバニシリーズ2代目のナビゲーターキャラにしてメインヒロイン。七福神の毘沙門の孫娘で、引退した祖母に代わって弁財天をしている女神。そのため、七福神の中で一人だけ若く、皆からは孫や娘のように可愛がられている。
サポートに徹した先代と違い、積極的にストーリーに関わってくる。主人公と一部霊感の強いキャラ以外には、その姿は見えない。
七福神の弁財天(サラスワティ)を原点としたキャラクターだが、外見の女神らしい雰囲気に反して性格は女神らしくなく、むしろ人間の高校生に近い。琵琶の稽古をさぼりがちだったり、自分のお尻に肉がついたと体型を気にしたり、コンビニで人間界で売られている女性誌ノンノーの占いコーナーを愛読していたり……など、普段は見た目通りの女子高生的な人物である。ゲーム中にはスワティが主人公のために料理を作るイベントもあるが、その味は激辛。
「きゃる~ん」という口癖が特徴でお気楽な印象を与えるが、女神としての実力は確かである。主人公がゲームオーバーになった際は時間を戻してやり直し可能にしたり、悪霊に攻撃された主人公を救出するなど活躍。また、春菜を捕らえていた悪霊達を諭して成仏させたりもしている。霊力を使うときの言葉は「スワティラーラ」。
「きゃんきゃんバニーエクストラ」はスワティ編の完結作となっている。スワティは、北極紫微大帝の「星のカケラ」の力を使って主人公に女縁を授けるが、無断で「星のカケラ」の力を使ってしまったことを咎められ、期限までに「星のカケラ」を全部返さないと(主人公が「星のカケラ」を持つ女性と全員縁を結ばないと)、北極紫微大帝の后の1人にさせられることになってしまう。
主人公と結ばれるための7つの「星のカケラ」を授けた女性は、どの展開でも最終的に6人しか見つからないため、スワティエンディング以外では、彼女は大帝の后になってしまうことになる。実は最後の「星のカケラ」はスワティに付いていたのだが、スワティ自身女神でありながらそれに気づいてはいなかった。そのことについて大帝は「そそっかしい娘」と言っている。
主人公が好きなヒロインを選ぶ場面でカーソルをスワティに合わせると、彼女とのエンディングが見られる。この場合、北極紫微大帝に嫁がせまいと七福神がスワティを人間にしようとするが、大帝の妨害が入り彼女は連れ去られてしまう。しかし、スワティに最後の「星のカケラ」が付いていることを知った大帝は彼女を人間にして主人公と出会うように仕向け、スワティとうまくやって「星のカケラ」を早く返すように主人公に言った。人間になったスワティが女神としての記憶を取り戻したところで終幕となる。
他のヒロインを選んだ場合はエンディングの最後で、北極紫微大帝の千人目の后になったスワティが、主人公とヒロインの幸せに暮らす様子を天界から見守る姿が描かれている。
ドラマCD「きゃんきゃんバニーエクストラ スワティスペシャル」では、人間になったスワティと主人公(名前は大塚ゆうじ)を中心とした、スワティエンディングの後日談が描かれている。
ゆうじとデートに出かけたスワティ。だが、ゆうじが封印から解放されたマハカーマラに乗っ取られてしまい、七福神の力を借りたスワティがゆうじの精神世界に入ってマハカーマラを倒そうと奮闘する……というストーリーであり、ゆうじの精神世界内では千里・香織・春菜とのエンディングの後日談が描かれているので必聴。
余談
- 「Piaキャロットへようこそ!!2」では、ヒロインの1人・榎本つかさがスワティのコスプレを披露するイベントが見られる。
- 榎本つかさ役の声優・栗原みきこは「きゃんきゃんバニーエクストラ(セガサターン版)」と「きゃんきゃんバニープルミエール2」でスワティ役を演じており、つかさがゲーム起動時に「きゃる~ん」と言うのは中の人繋がりのネタである。
- 18禁ゲームのヒロインとしては珍しく、ゲーム・アニメ・ドラマCDのいずれにおいても主人公とのHシーンは無い。