概要
『人造人間キカイダー』に登場する悪の組織ダーク破壊部隊の戦闘用量産型アンドロイド。顔をダサいマスクで覆い、全身タイツに身を包んだなんとも腰砕けな姿をしており、足元は普通のスニーカー。なぜか女性型もいる。
初期は「ダーク!」と叫んでいたが、掛け声はいつの間にか「ギル!」に変更された。
単なる機械であるために扱いはアリコマンド並にヒドく、失敗すれば欠陥品と見なされ即解体処分、何もしなくても新型武器の実験台にされるほど。勿論キカイダーには敵うわけもなく、変身前のジローの裏拳だけで粉砕されたヤツまでいた始末(ついでに言うと、ただの人間であるハンペンに倒されたクロガラスの回もあった)。
よほど人件費を払いたくなかったのか、ダークは雑務や明らかに戦闘に関係ない所で働く人員までアンドロイドマンにやらせていた。生身の人間の社員の方が明らかに少なかったと思われる(ギルが徹底した人間嫌いだったからかもしれない)。
最終回でハカイダーと白骨ムササビが破壊され、自暴自棄になったプロフェッサー・ギルが基地を自爆させたため全員纏めて木端微塵に吹き飛んだ。
漫画版では、ダーク本拠地と思われるゴマスリ山基地に登場。武装は光線銃だった。最期はキカイダーによって基地の自爆装置を起動させられ、全員吹き飛んだ。
『キカイダーREBOOT』には未登場。
小説版ではオリンピックの金メダリスト級の身体能力を持っているという設定ながらやっぱり扱いはゴミ同然で、ジロー相手には時間つぶしにすらならなかった。また、大砲で撃ち出されるなどのオリジナル描写もある。なお、作中では「仮想生命は死を極端に恐れる」という設定がなされており、特撮版でのアンドロイドマンの逃げ腰な様子を説明する描写がなされている。