概要
『一応中学校』（いちおうちゅうがっこう）3年10組の生徒である一堂零、冷越豪、出瀬潔、大間仁、物星大の5名で構成され、何かと騒動の火元となる変態集団。
pixiv上では統括タグとして使用されるが、作品詳細および登場人物については奇面組シリーズの各記事を参照の事。
構成
あまりに強すぎる生来の個性のために周囲と馴染めず、孤立を余儀なくされた4人それぞれの前に現れた零が提唱する個性の在り方に心を打たれ、「世の中を味付けする調味料になる」を目標として日々を自分らしく堂々と生きる奇人グループ。
当初は零と同学年の豪と潔から成る『一応中学校変態3人組』として活動が始まり、翌年入学の仁と大が加入して5人組となったのを契機に唯一無二の個性を象徴する奇怪な顔貌から『奇面組』を公称する。以後は、奇面組結成以前から集団行動を始めていた最古参の番組、奇面組結成と同時期に台頭した骨組、色男組、御女組、腕組、進級組の取組、ルッ組、さらには連載終盤でようやく出演機会を得た多組、婦組といった名物集団最盛期の中でも一際異質、且つ誰もが「一応中学校の名物」と認める代表集団の地位を確立した。
いよいよ待望の中学校卒業となった矢先、零たち問題児一同が進む『一先高校』（ひとまずこうこう）と河川唯、宇留千絵たちが進む『応生高校』（おうせいこうこう）が合併して『一応高校』（いちおうこうこう）が設立され、本来であれば離別するはずだった面々の大多数と再び顔を交える結果となり、より個性的な生徒がひしめく高校生活でも全く周囲に流される事なく最後まで変態の名声に恥じぬ奇面組たらしめる矜持を貫いた。
高校卒業後はそれぞれな道に進み、学生の頃のような活発な集団行動は鳴りを潜めるようになったが、誰一人として一応町から、正しく言えば各自の実家から離れずにいるために他の集団に比べて集合頻度が多く、厳密な解散には至っていない唯一な現役組として活動を続けている。
特徴
世の理を構築する数多の法則を一方的に無視する超人的能力と、常識の枠では計れない突飛な発想を閃く頭脳を併せ持ち、これらに基づいた行動原理で人間離れした数々の活躍を披露する。この中でも、自身の人間的尊厳を酷く傷付けるという大きな代償を支払う代わりに強烈な閃光を伴う顔相を晒し、見る者全てを卒倒せしめる武器と化す『奇面フラッシュ』を最大の必殺技としている。
このような変態技は零が最も得意とする所であり、特定な箇所に筋肉を集結させて爆発的な怪力を得る『筋肉大移動』、顔や体のパーツを自在に回転させる『ただ者返し』、ほとんど体を動かさずに真後を見渡せる柔軟性を利用した『筋骨大捻転』など、妖怪に等しい身体操作能力を存分に利用した数々の秘技を持つ。一方、他の4人も少なからず固有の特性を活用した個人技、体のみ七頭身も縮める二頭身変化は持つものの質量共に零には遠く及ばず、専ら笑いを提供する立場から編み出したものまねや自虐などの技芸を得意とする。
自身が興味を示す事柄については常人以上な学識や技術を備える反面、そうでない事柄については爪の先ほども関心を示さないために知識の偏り具合が極端である上、発疹や野生化といった症状の発現を招く事からそもそも学問を受け付けない体であり、5人の頭脳を振り絞っても小学生高学年レベルの算数に四苦八苦する有様である。
ただし、聞き役の立場にある潔と大に関しては「勉強を疎かにしている」という面を時折垣間見せる常識人の部類に属し、特に大に限ってはアニメ版で
「僕は卒業したら料理か服飾の専門学校に入って花嫁修業に励み、22、3歳で素敵な旦那様と結婚したいです。そして、結婚してからはキャリアウーマンにならず家庭をしっかり守り、旦那様が働きやすいように努めたいと思います。出来れば子どもは男女1人ずつ作り、30代には小さいながらも自分たちのお城を建てて幸せに暮らしたいと思います。」
と、学問をおよそ苦手としているとは思えない確かな文章力で理想な将来像を事細かに綴っている。
関連イラスト
「諸君、掃除当番を抜け出す今日のアイデアはだな…。」
「ふっふっふ…、これぞ我々が辿り着いた奇面フラッシュの最終形態なごや～。」
「にゃははははー!!我々にお菓子をくれないとイタズラしちゃうのらー!!」
