概要
「婦組」とは、マンガ、アニメ作品『奇面組シリーズ』に登場する、一応中学校及び一応高校名物、「清純派(?!)集団」である。
2組に在籍。
『ハイスクール!奇面組』では明確な記述は無かったが、おそらくは一応高校でも2組であったと思われる。
メンバー
リーダー:子役締ひろ (こやくしまる ひろ)
メンバー:松茂問代 (まつも といよ)
吉和原樫恵 (よしわばら かしえ)
小河井菜緒 (こかわい なお)
斉藤つか (さいとう つか)
なお、担任は不明である。
実は「婦組」はもう一組存在するのだが、そちらは後述とする。
解説
『3年奇面組』も最終盤、卒業式も終わった後の、第6巻「婦組登場! 春休みモテモテ奇面組の巻」にて初登場。
名前からお察しの通り、この回の連載当時(1982年:昭和57年)のアイドルたち、
「薬師丸ひろ子」、「松本伊代」、「柏原芳恵」、「河合奈保子」、そして「伊藤つかさ」がそれぞれモデルとなっており、キャラクター名もそのアナグラム及びぎなた読みとなっている。
ちなみに、メンバー登場シーンのインパクトが強かったのか、pixivでもネタとして扱われている。
『3年奇面組』に登場した最後の名物集団となったため、キャイキャイキャッキャッとしながらも、そのことに不満をこぼしていたが、
(実は一応中学校卒業式の後に登場したので、集団名に「3年」の頭文字も付かなかったりする。)
その後、美少女アイドル並みの清純に見える容姿を利用して、男子生徒を手玉に取り、影隠れてほくそ笑むおそろしい遊び「ふくみ笑いゲーム」を楽しんでいた。
→含み笑い
「この作品は~」の常套句も記述はしてはあるのだが、よくよく考えてみると、よくまあこの話に批判やクレームが来なかったなーと思う、凄まじいネタである。
そしてその勢いで奇面組にもゲームを仕掛けたのだが。
まあ、仕掛けた相手が悪かった(笑)
そして一応高校に進学した後の『ハイスクール!奇面組』では、第3巻「クラブ挑戦シリーズ バレーボール部編」にて、なんと女子バレーボール部員として再登場し、
キャプテンの雲童命に「たよりにならんのばっか」ときっぱり言われてしまったり、
大間仁が差し入れした「10日ばかり前のケーキ」を食べてお腹を壊したり、
シリーズ中に扉絵にもなるなど、
かなりの活躍(?)をしていた。
ちなみにこのシリーズがアニメ化されたため、「婦組」のメンバーとしてではなく、一応高校の女子バレーボール部員としてではあったが、
子役締ひろ(CV:安藤ありさ)と、松茂問代 (CV:佐藤智恵)のみ、アニメ版に登場している。
また、原作のその後の話にも、女子バレー部員としてこっそりと登場している。(第17巻「熱血!引退試合シリーズ」)
そして第8巻「かってにバレンタインの巻」にも[[髪型を変更して(それと約1名、名前まで変更して)再登場した。
そして、そこに現れたのは………!!!
“新”婦組
そして「私たちも混ぜて」とばかりにそこに現れたのは………!!
メンバー:知田原代 (ともだ はらよ)
菜中森明 (ななかもり あき)
堀地えみ (ほりち えみ)
小今日泉子 (こきょう いずみこ)
そして、
リーダー:雪中路まみ (ゆきなかじ まみ)
の面々、「婦組 新メンバー」の五人組であった。
お察しの通り、当時(1984年:昭和59年)に一世を風靡していたアイドル、
「原田知世」、「中森明菜」、「堀ちえみ」、「小泉今日子」、そして「中島みゆき」がモデルである。
…………………………あいどる?
いや、きっと、こう、新沢先生にとっての「崇拝」の対象としての「アイドル」なんですよきっと!!
とフォローしておきます。
ちなみに実は彼女たち、本編で学年や所属クラスが記述されていなかったので、その辺りの想像はご自由に。
そして、みんなで一緒に「効果的なバレンタインチョコの渡し方」の実践練習をしたのだが、そこに奇面組が通り掛かり。
もはやここまで来ると、運が無さ過ぎるとしか(笑涙)
余談その1:「中島みゆき」編
『ハイスクール!』第15巻「奇面組キャラクター名鑑 女性番外編 雪中路まみ編」の記述より。
第8巻「かってにバレンタインの巻」が週刊少年ジャンプに掲載された直後、「中島みゆきのオールナイトニッポン」に読者のハガキが殺到し、
その日の放送は「雪中路まみフィーバー」となったそうな。
そして現在、その放送の内容を軽くではあるが、ネットで確認する事ができる。
(外部リンクは「中島みゆき研究所 - The Unauthorized Fan Site」)
「『一定角度美人』やめます!」宣言までしてたみたいです。
いやはや、いい時代になったものである。
なお作者:新沢基栄は、この放送の録音をしそびれたそうなのだが、その後、ラジオ放送の音源カセットが入手ができたのかどうか、非常に気になるところである。
余談:その2:「柏原芳恵」編
同じく第15巻「奇面組キャラクター名鑑 女性番外編 吉和原樫恵編」の記述より。
上記の「雪中路まみフィーバー」事件のあと、柏原芳恵がいたレコード会社の方がマンガに出してくれたお礼として、新沢基栄に「柏原芳恵のレコード」を送ってくれたそうな。
あんな扱いだったのに(笑汗)
ちなみに初登場時は「吉和原かしえ」名義であったが、これは当時柏原本人が「柏原よしえ」名義だったため。再登場時までに本人が漢字表記に変更したため、キャラクターも改名することとなった。そのことに本人が感激して作者にお礼の品を送ったというエピソードも残っている。
昔のいい時代の頃の、そんなお話。
関連作品
※「婦組登場!」シーンのパロディネタ。